気づけば、わたしは消しゴムを手に、自分の席から立って彼女たちの方へ歩いていた。
『なに?あたしたちの仲間に入りたいの?それなら歓迎す……』
彼女たちの間に入ってわたしは彼女たちの言葉に耳を貸さず、目の前にある人に向けるべきではない酷い言葉の数々を消しゴムでゴシゴシと消していく。
中にはマジックペンで書かれているものもあって消えない。
『何やってんのよ!あんたも同じ目に遭いたいわけ?』
ガッと肩を掴まれて、動きを制される。
わたしの突然の行動に教室の中がザワザワと騒がしくなる。
椅子に座っていた彼女は信じられないとでも言いたげに目を大きく見開いてこちらを見ていた。



