ただ、部屋に残されたのはわたしと他3人。
き、気まずい……。
今までは柊磨がいたから何とか話せていたけど、いなくなってしまったら何を話せばいいのかわからない。
みんなに会うのは合コン以来だし、その時だって別にすごく話したわけでもない。
「そういえば、柊磨が助けたファミレスの子が珠莉ちゃんなんだってな」
そんなわたしを見て、気を遣ってくれたのか会話を投げてくれた優大。
「あ、うん」
「さっき柊磨から聞いてビックリしたわ。合コンの時と雰囲気全然違ったし」
大志がそう言いながら笑った。
柊磨はそのことを話していたんだ。
でも、わたしの瞳の色については何も知らなかったみたいだからみんなにはファミレスで助けた子と同一人物だった、くらいしか話してないんだろう。
「バイトの時とか学校の時はあれが“わたし”だから」
「そっか。いやー、でも綺麗な髪色してんなあ。羨ましい。そりゃあ、柊磨も一瞬で虜になるわけだわ」
感心するようにわたしの髪の毛を見る大志。
「と、虜になんて……」
「柊磨って自分に正直だからさ、ほんとのことしか言わないよ」
にっこりと柔らかい笑顔を向けてくれる優大の言葉にわたしは恥ずかしくなって下を向いた。
それってつまりは今まで言われてきた『可愛い』とかも本心ってことになるじゃん。



