お風呂を借りてあがってくると
亜由美が誰かと電話していた。

「あっ、友達があがってきたから
またね!バイバイ!」

「お風呂、お先に〜」

「うん、あたしも入ってこようっと。」

亜由美は少し慌ててる感じだ。
いい感じな人でもいるのかな?

亜由美がお風呂に入ってる間、
テレビをぼーっと見る。
画面では芸人がネタをしてる。
いつもなら、笑いが止まらないはずなのに…

自分がいつもと違うこと
気付いてるのに、
何が原因なのか分からない。
こんな気分、初めてだった。

しばらくして亜由美も
お風呂からあがり、
布団とベットにモグって
修学旅行みたいに色んな話を
した。

「みゆ、あたし今ね、
好きな人がいるんだ。」

突然の暴露に驚いた。
だって、亜由美は
男性からアプローチをかけられても
興味ないから。と言って断って
あたしが知る限りでも二人の男が
フラれていたことを知っている。

そんな亜由美はゆっくり
好きな人との出会いを話してくれた。