ピンポーン♪

「は〜いっ！、みゆ？」

「うん。」

ガチャ、と扉が開き中にはエプロン姿の亜由美がいた。

「面接、お疲れ〜！あがって。みゆと夕飯食べようと思って今準備してたんだ。」

「ありがとぉ…」

「みゆぅ？どうしたの？」

「うん、なんだか頭がぼーっとしちゃって…」

「何なに？！みゆが珍しい！カッコイイ人でもいたの？」

「えっ？！そんなんじゃないよっ！！
おじゃましま〜す！！」

亜由美に見透かされた気がして急に恥ずかしくなった。

自分の心臓がドキドキしてるのを感じる。
何なの？この気持ち…

亜由美はグラタンを作ってくれた。洋食が好きな亜由美の作る料理は美味しい。

学校の男の子やこないだ行った合コンの話しをしてたらあっという間に22時を過ぎていた。

「ねぇ、みゆ今日は泊まって行ってよ〜。あたしまだ話し足りない〜！」

おねだりをする亜由美は本当に可愛い。
世の男性がこんなに可愛い子をなんでほっとくのか私が知りたいくらいだ。

「どうしようかな〜。明日の①コマは亜由美と一緒だしね。そうしようかな。」

「うん、そうしよう！」

嬉しそうな亜由美の顔を見ていて、亜由美には話してみようかなと思った。