White Star Love

「深雪ちゃん…」

深雪が後ろを向いた時、
小さな声で呼ばれた。

「えっ??」

すぐ振り返り、関の方を向く。

「可愛い」

その言葉を聞いた時、深雪は何を言われたか分からなかった。

「あっ、ごめん、ごめん
今の気にしないで。
気をつけてね。お疲れ様」

そう言って、関はロッカールームを後にした。

深雪は振り返り、ロッカーの鏡に写った顔が真っ赤になっていたことにその時気付いた。

「関さん…」