『白都望』社長はヤリ手のアパレル会社の若社長。彼の父が違う海外向けの新しい会社を興すので、国内での会社は白都望社長に任せられることになった。白都望社長は二代目ながら積極的に顧客を増やし、売り上げを伸ばしていた。
仕事ができるだけではない、背は高く180cm以上ある。なんでも学生時代バレーをやっていたらしく、引き締まった体をしている。顔も俳優レベルの男前だ。学歴も東大出であり頭もいい。その為、若い女子社員などは彼を憧れの目で見ているようだ。
だが、彼は特定の恋人はいないようだ。
確かに彼は口調は少々厳しく、部下に対しても冷たい感じを受けるかもしれない。だが、それは彼が真面目だからである。決して悪い人じゃない。ゴキブリが発生したと聞いた時に、部下のことを気にかけて、会社を休みにして殺虫剤配布を注文してくれたのだら。

私の名前は『美崎真梨』。この社長の秘書をしている。歳は29歳。それなりに恋愛をしているが、未婚で恋人も数年以内。昔は恋人もいないと寂しいと思っていたけど、今はもうそんなことはない。私は恋より仕事の方が面白い。
しかし、私は結構派手な顔というか色っぽい顔で、身長も165cmありスタイルも良い方だと思う。胸もあるしウエストはくびれている。まあ美人と言っていいだろう。
「あの女は遊んでいる」と陰口を言う人もいるが、それは大きな間違いである。私は結婚するなら一途な人が好きだから、そういう人としか付き合わないだけだ。
それに、この容姿にも困りようだ。スケベなオヤジやジロジロと胸や脚を見るような男が寄ってくるのだ。嫌になるわ。

ある日、私の調子の悪い日があった。朝から体が怠く食欲もない。熱があるみたいだった。いつものように社長室に入ると、心配そうに社長が声をかけてきた。
「どうした? 体調が悪いのか?」
「はい……実は少し風邪気味みたいなんです。昨日から喉が痛くて……」
「今日は帰って寝なさい。タクシー代も払う」
「で、でも今日は……大事な商談があって……。私が行かないと……」
その日はある大手取引先との商談だった。社長は多忙で私に資料作成を任せていたため、それをそのままプレゼンすることになっていた。私は秘書として重要な役目を担っているわけで、休むわけにはいかない。
「……仕方ない。重点だけ教えてくれ。後は自分でやる。」
「すみません……」
結局、商談には白都社長が出ることになった。そして無事成功させた後、彼からお礼を言われた。
「君に頼り過ぎてた。悪かった。今後は君の負担を減らせるように努力しよう」
私は社長の能力を改めて凄いと思った。あれだけの資料から適切な部分をこの短時間で探し出し、ちゃんとプレゼンをこなしたからだ。やはり優秀な人である。
私は改めて社長を尊敬し、男性として好意を持つようになった。

しかし、男性として見ると改めて白望社長は不思議だ。社長にありがちな好色な噂は聞かない。プレイボーイという噂もないし、風俗通いの噂も無い。それどころか、キャバクラや風俗などの女遊びにも興味はないらしい。女嫌いなのかしら。
まさか、男色家とか?いやそれもない。男性と遊んでいる気配は無いのだ。そもそも、友人も少ないようであった。
「……やっぱり女性に興味が無いのかしら」
そう思った時、私は自分の考えを否定した。いや、違う。彼は私のような女性が苦手なのだ。
何故なら、社長は私に対して露骨に避けたり目を逸らしたりする。特に胸の辺りを見ようとする時は顕著である。

ある日、社長の父である会長が会社の様子見に帰国されたことがあった。その時、社長は親子とは思えない他人に接するかのような義務的な態度で接していた。
会議が終わると、私は会長から呼び止められる。
「君か、社長の優秀な秘書というのは。なかなか優秀だと聞いているよ。これからも頑張ってくれたまえ」
「ありがとうございます。頑張ります」
「しかし、不思議だ。女嫌いの社長が、どうして君が選ばれて連れて来たんだろうね」
「……社長は女性が苦手なんですか?」
「ああ、そうだとも。あんなに女嫌いだ。学生時代が男子校で、大学からも恋人は作らず、ずっと一人暮らしをしていたようだ。女と触れ合う機会が無かったんじゃないかな。全く不器用な奴だよ」
「そうなんですか……」
「ここだけの話、お見合いを薦めたんだが、それも断られたんだよ。『俺が結婚なんてあり得ない』って言われてな。まったく、あいつは何を考えてるのか」
確かに社長は女嫌いかもしれないが、ここまで酷いとは思わなかった。私はショックを受けた。

私は社長に呼ばれた秘書を任された日を思い出す。
私がこの会社に入って営業課から秘書課に移動になった日のことだ。社長は緊張している私にこう言った。
「君は仕事ができるらしいな。営業成績も良いし、取引相手の評判もいいと聞いた。君に俺の補佐をしてもらいたい」
「はい! 精一杯務めさせていただきます!」
「頼もしいな。よろしく頼む」
それが初対面だった。
社長を狙う小娘共からは「あのエロ女」「色仕掛けで社長を落とした」などと陰口をよく言われた。
でも、社長はそんな女子社員に説教して、黙らせてくれた。その時は結構嬉しかった。
それから2年間、私は彼に付いて仕事をしてきた。彼のことをよく知っているつもりだった。だけど、それはただ表面上しか知らなかっただけだったようだ。

「どう思う?未穂」私はその夜親友で、既婚者の営業部の未穂とバーで飲んでいた。彼女は大学からの友人で、私と同じ年齢で既に結婚をしている。私の仕事は不規則で時間も読めないため、仕事場に近い場所にマンションを借りていた。
「えー、何の話ぃ~」酔った真梨が絡んでくる。
「だから、白都社長のこと」
「あぁ、あのイケメンねぇ。まあ、モテるでしょうね」
「でも、全然女っ気がないのよ」
「じゃあゲイじゃない?」
「それもないわ」
「じゃあ草食系?でも、そんな人に限って、ベッドでは激しく求めてくるっていうパターンもあるわよねぇ~」
私はムッとする。未穂は昔からこんな調子である。まあ、確かにそういう可能性もあるけど……。
「性欲無いのかしら?」
「まさか、男なんてみんなエッチな生き物よぉ。きっとあるわ。だって、美穂にだけ露骨に避けているんでしょ?」
「うん……」
「もしかしたら、あなたのことが好きなんじゃない?」
「そんなわけ……」
「男にはさ、素直になれなくて冷たくしちゃう人もいるのよぉ。本当は優しくしたいんだけど、上手くいかなくって……みたいな感じかなぁ」
「そうなの……かしら」
「そうそう。私も旦那がそうだったからわかるわぁ」
「旦那さんとはどうやって付き合ったの?」
「押し倒したわ。」美穂は目を開く。
「無理矢理飲ませて、部屋に連れ込んで、強引に……」
「そ、そう……」
「今、ドン引きした顔したわね。いいじゃない、ちゃんと責任とったんだからぁ」
「そうよね……」
「とにかく、白都社長がどういう性格かわからないと、対処できないでしょ。それとなく探りを入れてみたらいいんじゃない?誘惑してみるのよ」
「ゆ、ゆうわく!?む、ムリよ!!」
「あら、やってみないと分からないわ。もしかしたら、社長もその気になって襲ってくるかも」
「いやいやいやいや、絶対無いわ!」
「大丈夫よ。男は単純だからぁ」
「いやいやいやいや、絶対にしない!」
「はいはい。じゃ、とりあえずお酒飲みなさい。今日は奢ってあげる」
 結局、私はその日酔っぱらうまで美穂に酒を注がれ続けた。

 帰宅後私はシャワーを浴びながら考えていた。
(誘惑か……)確かに、社長は女性に対して冷たい。私に対しても露骨に避けたりする。
 しかし、逆に考えれば免疫がないということだ。私が社長を女として意識させれば二倍の効果がある可能性はある。
(よし、やってやる!)







翌日、私は朝一で社長室を訪れた。まだ社長が出勤する前である。いつも社長は8時に出社するため、それまでの時間を利用して社長を篭絡しようと思ったのだ。
私は社長室の扉をノックする。
「誰だ?」
「秘書です。失礼します」
社長は机に座って書類を読んでいた。やはり綺麗な顔をしている。
「……どうした?」
「いえ、社長。机が汚れています」私はティッシュを取り出して、机の汚れを拭いた。
「……」前かがみになると、私の胸の谷間が社長によく見えるはずだ。
「……」社長はこちらを見ようともせず、黙々と書類を読む。
「終わりました」
「……」何も言わず、私の顔を見ようともしなかった。
作戦失敗だ。しかし、諦めるな。
「コーヒーをお持ちしました」
「ああ……」
今度はカップに口を付けた瞬間に社長に近付いた。胸元を見せつけるように。
「……」社長はやっぱり見ようともしない。
またも作戦は失敗に終わった。
その後も、色んな方法で社長に迫ったが、全く効果は無かった。むしろ、私を避けるようになった気がする。

「もうダメかもしれない」私は頭を抱える。
「何言ってるの。まだまだこれからよぉ」私はまた例のバーで美穂に相談に乗ってもらっている。
「でも、何をしても無駄なのよ。」
「それはどうかしら」
「え?」
「真梨は美人だし、スタイルもいいし。でも、社長はそういうの嫌いだと思うの」
「そうね……でも、他に何があるの?」
「もっとこう、女の子らしいというかさぁ。可愛らしい仕草とか」
「そんなの出来ないわよ」
「まあまあ、私が教えてあげるからさぁ」
「本当?」
「任せときなって!」
数日後、私は美穂に連れられて高級ブティックに来ていた。そこで、服や下着などを試着したり、店員と美穂にコーディネートされたりと、なんだかよくわからないまま時間が過ぎていった。
「これなんか似合うんじゃないかしら」
美穂が持ってきたのは、真っ白でフリルが沢山付いているドレスのようなワンピースだった。
「えー」
「いいじゃない、買いなさいよ」
そんな感じで、買い物したが、単に面白がってるだけじゃないのかしら。

そして、社長へのアプローチも続けるが、美穂のアドバイスはまるで役に立たず、社長は相変わらず私と目を合わせようともしてくれなかった。

そして、ある日のこと。
社長室で仕事をしていた時のことである。私は社長室にお茶を持っていった。
「社長、お疲れ様です」
「ああ……」
「あの、お茶が入りました」
私は少し緊張しながら言った。

すると、社長は私を見て驚いた表情をした。
私は首を傾げる。
彼は目を逸らす。
その時、私は彼が耳まで赤くなっていることに気が付いた。
「美崎君、何をしているんだ」
「え?」
「さっきから胸元がだらしなく見えてるぞ」
「え!?あ、すみません!」私は反射的に胸元を隠した。
「まあ、でも男の人なら嬉しいんじゃないですか?」
「私はそうは思わないけどな。そんなに胸元を開けて下品だ。注意した方がいいと思うね」
社長は怒った口調でそう言った。
私は驚いて、すぐに謝った。
それからしばらくして、社長と2人で残業することになった。私は資料作成を任されていて、パソコンの前で作業をしていた。
「あ~、やっと終わったわ……」私は伸びをする。長時間同じ姿勢で座っていたため、身体中が痛かった。社長も疲れているようだ。
「ちょっと失礼するよ」社長は立ち上がり部屋を出て行った。
「暇だし雑誌でも読も」
デスクの上に放置されていた女性誌を手に取った。表紙には、今大人気の女性タレントが写っている。私はページを開いた。
そこにはグラマーバストの女性がポーズを取っていたり、セクシー水着を着たりして挑発的な格好をしている写真が掲載されていた。
「さっき言ってたこと本当かなぁ。胸元を開けるなんて下品かぁ」私は自分の胸が大きいことを自覚しているが、決して自惚れているわけではない。私は雑誌の写真を見た。
(確かにいいおっぱいだなぁ)私は感心して何度も写真を眺めていた。
ふと、悪い考えが浮かんだ。
これを社長に見せてみよう。本当に女性の胸が嫌いなら見ないだろう。
そして雑誌を社長の机に置こうとした時、ドアノブに手をかけて、社長が戻ってきた。
私は机の影に隠れる。
(ヤバい、タイミング悪っ!)
「美崎君⋯⋯トイレに行ったのか」社長は私の席に置いてある女性誌に気付いた。手に取って中身を見る。
「これは⋯⋯こんなもの⋯」
社長は戸惑うが、そのまま雑誌を読み続ける。熱心に読んでいる。
しかし、突然、社長の顔はみるみると赤くなっていった。
まるで、中学男子のように初々しく反応している。
(効いてる……!!)私は確信した。
社長は慌てて本を閉じた。そして机の上の整理を始めた。明らかに挙動不審だ。その後ろ姿は、動揺しているように見えた。
(可愛い……!いつもは澄ましてて、大人の男性っていうイメージなのに、意外とピュアなんだ……!)キュンとしてしまう。
私は胸をドキドキさせながら社長を見ていた。

私は机の下から出ていく。
「あれー社長何を見てるんですか?エッチな本ですか?」私は意地悪く言った。本当は分かっているのだが、知らないふりをした。
「ば、バカ言うな」と社長は言い返したが、その声は弱々しかった。
(もっと苛めたいな……)
「それ、私のですよ。勝手に取らないでください」私は更に追い打ちをかける。すると社長は顔をさらに真っ赤にした。
「こういう物を会社に持ち込むんじゃない!」
「いやだなぁ、仕事の資料ですってば!それにしても社長随分熱心に見ていましたねぇ?胸がはだけた女性は嫌いなんじゃないんですか?」
「くっ……」社長はしどろもどろになる。
「嘘だったんですねー。実は女性の身体に興味津々の変態さんだったとは驚きです!」
「ならどうする?セクハラで訴えるかい?」開き直るように言った。だが、顔は赤いままだ。
「まさか、胸を見られたのは自己責任ですし、そんなことしませ~ん。まぁ、でも……」私は社長の背後に近付く。
「私にも社長の胸を見られるくらいの権利はあると思うんですよね?」と言いながら背後から抱きついた。
「!?なっ何を……」彼は振りほどこうとするが力が弱い。「じっとしててください」
私は彼の胸に手を伸ばした。
「やめなさい」と強く言われるが、私は止めない。両手で包み込むようにして、ゆっくりと揉む。
「おお……」
予想以上のボリュームに感動した。固くて張りのありそうな肌触りが伝わってくる。指先で突起に触れた時、「あっ……」と艶っぽい吐息が漏れた。
私も彼も黙ったままだった。
社長は大人しく私にされるがままにしていた。
抵抗しないということは、OKという意味なのかな。そう解釈することにした。私は服の中に手を入れようとしたその時、我に返った社長が、私を振り払った。
「ふざけるのはやめてくれ」
「だって社長が悪いんでしょ。ほら、いい子だから大人しくして下さい」
再び、彼のシャツの中へと手を伸ばす
「美崎君、もういい加減にしなさ___」
「えいっ!」
私は勢いよく胸を鷲掴みにする。
「あぁ……」彼はビクッとする。
柔らかい感触が掌に伝わる。私は夢中で胸を撫で回し、握った。

社長は必死に耐えている様子だった。
私は興奮してきて、今度は乳首を摘まんだ。
コリッコリッと弄ると、社長は甘い声で喘ぐ。
私は調子に乗って、両方の胸を交互に攻め続けた。
しばらく続けていると、社長の呼吸が荒くなり、頬が紅潮してきた。
私は社長の股間が膨らんできていることに気が付いた。
ズボン越しに触れてみると、かなり大きくなっていた。
「ふふ、どうしたんすか社長。ここ、苦しそうですね」どうしてこんなに硬くなってるんですか?」
「それは……その……」
「なんですか?はっきり言ってくれないと分かりませんよ」
「君のせいだ」
「私の身体に欲情してたんすね」
私は社長に覆い被さり、耳元に囁いた。
「じゃあ責任取りますよ」
私はズボンのチャックを引っ張り、社長のパンツからペニスを取り出した。社長のペニスは、太くて長くて立派なものだった。
「うわぁ、凄い……大きい……」
私は恐る恐る、ペニスを手で握り、上下に動かし始めた。最初はゆっくりだったが徐々に速くしていく。
シュッシュッという音が部屋に響く。社長の身体が震えている。
私は空いている方の手で、もう片方の胸を愛撫する。親指で先端を刺激しながら円を描くように動かす。
社長の口から熱い吐息が漏れ始める。
私は、彼が感じているのだと分かった。
そして私は亀頭を舐めてみた。苦くて変な味だと思った。
それから口に含んだ。全部入らないため、半分くらいまで入れたところで止めた。舌を動かしながら出し入れを繰り返す。
「ああぁ……!み、さき……くん……!はっ……はっ……うぅ……!!」
社長のどんどんと息が上がっていく。
私は口の動きを激しくする。じゅぽっ、ぬちゃっと音が鳴る。
「ダメだ……出る……!離してくれ……!」
社長は私の頭を押さえて引き剥がそうとする。だが、私は口を離さない。そのままの状態で射精させた。喉の奥の方へ液体が流れ込んでくる。粘りが強くて、量が多かった。私は精液をテッシュに吐き出すと、ゴホッと咳き込んだ。
「大丈夫か?」社長は心配そうに声をかけてきた。
「はい……平気です」
「美崎君⋯⋯こういうことは……良くないことだ」
「ふふふ、じゃあ秘密ですね」私は悪戯っぽく笑う。
社長は顔を赤くして黙っていた。



次の日、私は会社で何事も無かったかのように振る舞った。
社長の方が少しぎこちない態度ではあったが、私は何も言わなかった。
「美崎君、今夜予定があるかな?」突然、社長に聞かれた。
「えっ?特に無いですけど……」
「なら今夜商談があるんだ。すまないが通訳として付いてきてくれないか?もちろん残業代を出すし、食事もご馳走する」
「いいですよ。行きましょう」ちなみに私は英検1級を取得しているので、海外との取引では重宝されているのだ。
仕事が終わった後、私たちは約束通りレストランに行った。個室の高級店だ。料理も美味しかった。
社長はワインを飲みながら上機嫌だった。
「今日は済まなかった。急に誘ってしまって……」
「いえ、気にしないでください」
「美崎君はいつも頑張ってくれてるからな。たまには労おうと思って」
「ありがとうございます。でも⋯それでしたら、また社長のマッサージをしてあげますね」私は社長の膝に手を添える。
「いや、もうあんなことする必要は無い」
「遠慮なんてしなくて良いんですよ」
「美崎君⋯⋯ちゃんと言おう。いいかい、こういうことはちゃんとした交際関係の異性とすべきだ。このような破廉恥な行為は止めるべくべきだ。少なくとも男女関係は婚前は清純を保つべきであって……」
説教が始まった。真面目な人だからなぁ。
「またまた、そんな人今時いないですよ。」
「なら、今時がおかしいんだ。そもそもさっきも学生が町中でキスをしていた。嘆かわしいことだよ」
社長はブツブツ文句を言う。私は煩わしくなり、社長の口にキスをした。
「……!?な、何をする!」彼は慌てて私から離れる。
「別にいいじゃないですか。減るものでもないでしょう」
「そういう問題ではない!こういうのは結婚した男女がすべきことで」
「はいはい」私は適当に相槌を打つ。
「いいじゃないですか、嬉しいんでしょ?本当は気持ち良かったんじゃないんですか?正直になって下さいよ」
「……」社長は何も言い返さなかった。
私は彼のネクタイを引っ張る。
今度は深い方のキスをする。舌を入れて絡め合う。
社長は拒もうとしなかった。
しばらくして唇を離した。唾液が糸を引いている。
私は社長の股間に触れる。そこは熱く脈打っていた。
「あれれー、社長。こここんなに大きくなってますよ。どういうことですか?」
私は意地悪そうな笑みを浮かべる。
「違うんだこれは……」
「嘘はいけませんねぇ。ほら、素直になりなさい」
私はズボンを脱がせて、パンツ越しに撫でる。
「ああっ……!」
「ふふ、可愛い声出ますね」
「もう止めてくれ……」
「嫌です」
私は社長のパンツの中に手を入れる。固くて太いものが手に伝わってくる。
私はそれを優しく握ると、上下に動かした。
「あぁ……!うっ……!あぁ……!」
社長はビクビクと身体を震わせる。
「どうです?気持ち良いですか?」
「……うっ……」
「言ってくれないと分かりませんよ」
私はさらに強く擦り付ける。「あぁ……!はぁ……!あぅ……!」
社長は息を荒げている。
私は、ペニスの先端を指先でグリッと刺激する。
すると、「ううっ……」という喘ぎと共に白い液体が飛び出してきた。
私の顔にまでかかってしまった。
生温かい感触だ。匂いも強い。

「あらら、出しちゃいましたか」
「すまない……」
「謝ることないですよ。私が勝手にやったことですから」
私はティッシュで顔についたものを拭き取った。
「それにしても社長可愛いですね。童貞なんですか?」
「……な、何を言っているんだ!」
「図星みたいですね。意外でした」
「いいか。そもそも結婚するまでは性行為をしてはいけないんだ。これは道徳の問題であって……」まだ何か喋っている。ブツブツ長ったらしいことを言ってるが要するに童貞ってことでしょ。
私はもう一度、社長にキスをした。舌を入れようとすると、抵抗された。だが強引にねじ込む。
口内を蹂躙していく。歯茎をなぞるように舐める。社長は苦しそうにしている。だが、私は構わず続ける。
口を離すと銀色の糸を引いた。

「今日はご馳走様でした。今度、ラブホテルに行きましょうね」
「な、何を考えているんだ君は!」
「失礼します」私は部屋を出た。
「あっ⋯⋯。」私は忘れたように、社長のほっぺにキスをした。
「これは食事のお礼です。それじゃお疲れさまです」
社長は呆然としていた。
■■■
「私、セクハラで捕まらないかしら?」また私は親友の未穂に再び相談する。
「大丈夫でしょ。勃起してたんでしょ?和姦でしょ」
「そんなもんなのかしら?」
「そんなもんよ。私だって旦那が文句言ってきたら、ペニスを触って仲直りしてるわ」
「あんた達夫婦は特殊すぎるわ……」
「それより社長って本当に童貞なわけ?なんかイメージと違うわね」
「そうみたいよ。それどころか風俗どころかエッチな本すら持ってないって」
「本当!?天然記念物じゃない」
「あの人は真面目過ぎるのよ」
「それで真梨のエロい体に攻められるなんて、どうなるのかしらね」そういいがら、私の体をジロジロと見る。「ちょっとやめてよ。オヤジの目つきじゃない」
「いいじゃない。見せてよ」
「自分の見たらいいじゃない。未穂だってエッチな体してるんだし」
「いやいや、真梨には負けるわ。胸大きいしウエスト細いし、脚も綺麗だし」
「おだてても何も出ないわよ」
「別にそういうつもりはないけどさ。でも、もっと自信持ちなさいよ」
「そうかしら……ところで、社長をラブホテル誘う方法知らない?」
「えー男みたいなこと聞いて」
「だって彼……絶対行きたくないって言うし」
「うーん……『ちょっと休んでこうよ。大丈夫何もしないから』とか言って連れ込めば?」
「……テンプレなセリフだけどやっぱ無理あるわね。でも、私、するわよ。無茶苦茶にするわ」
「まぁ、男らしい」
「女らしいと言って」
それから美穂と作戦を話し合った。
■■■
翌日、会社に行き、朝机で支度をしていると、社長が近づいてきた。
「おはようございます」私は笑顔で挨拶した。
「お、おはよう……」社長は異様にぎこちない。
「美崎君……」
「何ですか?」
「君のことは優秀な社員で部下だと認めている。だからその……」社長は言いづらそうに言う。
「ああいうことは止めた方がいい。君のためにもならない」
「はぁ……」
「つまりだなぁ……ああいうことは好きあった男女が……」
私は社長の股間を触った。
「なっ!?」
「社長は……私のこと嫌いですか?」
「そ、それは……」
「なら問題ありませんね。ほら、こんなに大きくなってますよ」社長のペニスが大きくなる。
「うっ……」
「ほら、正直になって下さい」

その時ガチャ、と音がした。他の社員が来たのだ。
「おはよーございまーす」
「おはようございます」私は笑顔で挨拶仕返した。
「あれ社長どうしたんですか?」
私はフォローする。
「いえ、何でも無いですよ。ただの立ち話です」
「あ、そうなんですか。」彼はさっと、席についた。
私は社長にウインクして見せた。
社長は顔を真っ赤にして黙ってしまった。
そしてその日の仕事は捗らなかったようだ。
■■■
「社長、今晩暇ですか?」
「え?どうしてだい?」
「飲みに行きませんか?」
「あぁ、そうだね……」
「じゃあ決まりですね」
「分かった……」
私は社長を連れ出して、居酒屋に行った。個室のある店だ。
私は社長にビールを注ぎ、どんどん飲ませた。
2時間ほど経つ頃には、社長はすっかり出来上がっていた。
酔っているせいか、頬が赤い。目がトロンとしている。

私達は居酒屋を出た。
「社長大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ……」
「タクシー呼びましょうか?」
「いや、いい……」
「もう、フラフラじゃないですか。休んでいきます?」
私は社長の腕を掴んで言った。
「休むってどこへだね?」
「決まってるじゃないですか。ラブホテルですよ」
「な、何を言ってるんだ君は!……こ、こんな所入れるわけないだろう!」
「大丈夫ですよ。バレやしませんって」
私は強引に引っ張った。抵抗されたが、構わず連れて行く。
ホテルの部屋に入ると、私は彼をベッドに押し倒した。
社長の上に馬乗りになる。
「な、何をする気なんだね!」
「決まっているじゃないですか。セックスです」
「セッ……何を言ってるんだ君は!」
「ここに来た男女はすることなんて一つでしょう」
私は社長にキスをする。
「んんん!むぐう……」社長の口を犯し、唾液を流し込み、舌を入れた。そして、社長の弱々しい舌に絡みつく。
口を離すと糸を引いた。社長は放心状態だ。


私は服を脱ぐ。ブラジャーを外すと胸が現れた。ショーツも脱いで全裸になった。
社長は目を丸くしている。
「どうです?いい形だと思いませんか?触ってみてください」
社長の手を取って、胸に持っていく。
「柔らかい……」
「そうでしょ?もっと触ってください」
社長は言われるがまま、胸を掴んだ。
「もっと強くしてもいいんですよ」
「あ、ああ……」社長は私の胸に夢中になっている。目が乳房に集中している。恥ずかしい……。けど、見られ困るような胸ではない。
「ん……んんっ」社長の大きな手で私の乳房を愛撫する。揉んだり、つねったり、引っ掻いたりして弄ぶ。社長はどうしていいか分からないという手付きで、私の胸に触れる。その初々しさが、なんとも愛らしい。
その度に快感が走る。気持ちいい……もっとして欲しい。


「次は乳首舐めてくれませんか?優しく丁寧にお願いします」
社長は言われた通り、舌先でチロチロッと刺激してきた。今度は口の中に含んできた。チュウゥッと強く吸引される。
その瞬間、身体中に電流が流れたような感覚に襲われた。
あまりの強い快楽によって頭が真っ白になる。
私はビクビクと痙攣した。
「あっ……」思わず声が出てしまう。
「社長……エッチですね」私じゃ社長のシャツのボタンを外していく。
「おかえしです」私は社長の乳首を口に含んだ。優しく舌で突いてあげる。
「うぅ……」
「気持ちいいですか?」
「き、聞くな……」
「言わないと止めちゃいますよ」
「やめるな……」
「はい。よく言えました」
今度は反対側の胸を吸ったり甘噛みした。社長は体を痙攣させている。感じているようだ。
ズボンの上からペニスを触る。大きくなっている。
ベルトを緩めてチャックを開ける。パンツの中からペニスを取り出した。ビンビンに勃起していた。
亀頭を指先で撫でる。先走り汁が出てきた。
それを潤滑油にして、手でしごく。
上下運動を繰り返す度に、社長はビクビク震えていた。
絶頂が近いのか、呼吸が荒くなっている。もう少しでイキそうという所で手を離した。
「社長……イキたいですか?」
「あぁ、頼む」
「ちゃんと言って下さい」
「イカせて欲しい……」
「はい良くできました」
私はペニスを握って激しく動かした。
社長は腰を突き上げながら射精した。痙攣したペニスから多くの精液が出てきた。
「あつい!」その温度に私は驚く。
私は手に付いた精液を社長に見せつける。
すると社長は恥ずかしそうに顔を背けた。
その様子が可愛くて、私はクスリと笑った。
「じゃあそろそろ、イキますか」私はニヤリと笑う。
「な、何をする気だね……」
「エッチに決まってるじゃないですか」
「だ、ダメだ。それだけは」
「社長……童貞なんですか?」私はクスッと笑う。
「そ、そうだ……」
「なら、私が奪っちゃっても問題ないですよね」
「だ、ダメだ。童貞は結婚相手と……」
「なら責任取ってあげますよ。ほらコンドームも付けますから」
「ううっ……」社長は観念したようだ。
「さて始めましょうか」
私は社長のペニスに用意していたコンドームを付けた。
「社長。コンドーム付けたことありますか?ダメですよ。マナーですよ」
「………ある」社長は
「え?あるんですか?でも、童貞……なんですよね」
「その……練習したんだ。君とそういうことにならんとも限らないと思って」
「社長ったら可愛いんですね」
私は社長の口にキスをした。舌を入れる。
「んんっ……」
「社長、好きです」
「ぼ、私もだ……」
「嬉しい」
私は社長の上に跨り、自分の性器に挿入した。
「ああぁぁぁ!!」あまりの質量に絶叫してしまう。
「痛いか?」
「大丈夫です……」社長のペニスは膨張していて、私に欲望を向けていた。私のことを女として見ているのだ。それが嬉しかった。
「動きますよ」ゆっくりと腰を動かす。最初はぎこちなかったが、次第に慣れてきた。
「あん、はぁ、はぁ」
「くぅ、美崎くん、凄い締まる」社長のペニスを感じる。大きくて熱かった。子宮の奥まで届いている気がする。突かれる度に強い快感に襲われる。
私は夢中で動いた。
結合部からは愛液が溢れ出ていた。
私は社長にしがみついて、必死になって快楽を求めた。
「んんん!んんん!」
頭が真っ白になり、何も考えられなくなる。体が宙に浮かんでいるような感覚に陥った。意識が飛びそうになる。
それと同時に膣内が激しく収縮し、社長のペニスを強く締め付ける。
社長は苦しそうな表情を浮かべていたが、やがて射精した。熱いものが注がれていくのを感じた。
私はぐったりとした。力が抜けて倒れ込む。社長の胸に顔を埋めた。心臓の鼓動が聞こえる。心地良いリズムだった。
しばらくそのままの状態でいた。
時間が経つと、社長が起き上がる。
「ん…んん」
「おめでとうございます。童貞卒業ですね」
私は笑顔で言うと、社長は複雑な表情をしていた。
「あ、ありがとう」
「どうでしたか?感想を聞かせてください」
「最高だよ……」
「良かったです」私は社長の手を握り、微笑んだ。

それから、私たちは交代でシャワーを浴びた。私は一緒に入りたかったのだが、社長が恥ずかしいと言われてしまった。残念だ。機会があれば、私の背中を流して欲しい。
そして、バスローブ姿になって、ビールを飲んだ。
「美崎君」
「はい?」
「その……さっきのことだが……」
「……?何ですか?」
「け、結婚だよ……」
「ああ、あれですか。いいですよ。いつにします?」
私は笑いながら言った。
すると社長は驚いている。
「え?……ほ、本当にいいのかね?」
「もちろんですよ。だって社長私のこと好きなんでしょ」
「あ、ああ……」
「私も好きですよ。特に体が♡」
私は社長の股間を、足で踏んだ。
「ん、んん……」社長の股間が硬くなるのを感じた。
「また硬くなってますよ」
私は足を上下させる。見る見る内にペニスは大きくなっていった。
「み、美崎君……」
「はい」
「もう一度したい……」
「……うーんどうしようかなー」私は迷っているフリをする。
「た、頼む!」
「しょうがないですね。ちゃんとプロポーズしてくれたらいいです」
「結婚しよう。美崎くん、お願いします。」
「えー、私と結婚しないと、どうなります?」
「し、死んでしまう」
「死んじゃうんですか!?それは大変だ!じゃあ……結婚してあげます」

私は社長に抱きついた。
そして、キスをして、舌を絡ませる。
お互いを求め合うように何度も交わった。

■それから私達は結婚を前提として付き合うようになった。
仕事の後や休日にデートをした。社長はレストランに連れてってくれたり、公園を散歩したりした。
ただし、セックスはなぜか断られる。理由を聞いても教えてくれなかった。
私は不満だったので、ついに私から誘惑した。
「社長、今日私の家に来て下さいよ」
「ダメだ」
「どうしてですか?」
「ご両親に挨拶していないだろう。大体独身女性の部屋に行くなんて……」
「もう結婚するんですから関係ないですよ」
「そういうわけにはいかない。いいかな、そもそも貞操というのは……(以下略)」
結局、説教されてしまった。
「はいはい、私とエッチしたんですから、もうそんなこと言うなんて遅いですよ」
「しかし……」
「分かりましたよ。ちょっと模様替えしたいんです。男手が必要なんですよ」
「それなら……」
「決まりです」私は社長の腕に抱きつき、家に向かった。
「お邪魔します」社長は緊張しているようだ。無理もない。
「社長はそこで居てください」私はリビングに案内する。
「う、うん…」
「それで、模様替えというのはどれだ?」
「ああ……そうですね。そこの本棚をこっちに移動して下さい」
「分かった」
(まぁ、力持ち)社長はひょいと本棚の本を抜かないでそのまま持って、目的の場所へと置いた。
私はビールとおつまみの枝豆を用意して、机に置いた。
「どうぞ」
「ああ……ありがとう」私はソファーに腰掛ける。隣に座ってもらった。
「乾杯」私達はコップを合わせて飲んだ。
「綺麗な部屋だな」
「母から躾られましたから」
「私もだ。母から整理整頓の大切さを叩き込まれた。」
「どんなお母様だったんですか?」
肩に頭を乗せて寄りかかる。すると頭を撫でられた。心地良い気分だ。
「綺麗だが⋯⋯いつも泣いていた。私の前でだけ、涙を見せるんだ。」社長は語り出した。まるで自分に言い聞かせるように。
私は社長の話を聞くことにした。社長は続ける。
「実は母と今の会長である父は再婚なんだ。産みの父⋯⋯認めなくないが、その父とも思えない人間が私の生物学上の父だ」
「母はお見合いで父と結婚したらしい。父は大企業の社長だったんだがね。そのお陰で私が生まれたが、家庭を省みることはなかった。愛人も沢山いて、帰ることのない夜を幾度過ごしたのか……私は父と血が繋がっていることに嫌悪した。」社長は歯ぎしりをして答えた。
「私はセックスが怖いんだ。自分も父親のように女性に溺れて、貪るように求めるようなってしまわないか。そんなことを考えてたら……恐ろしくなってしまってね」
「大丈夫ですよ」私はそっと囁く。

そして社長を抱き寄せ、キスをした。「私が満足させてあげますから。社長がどんな絶倫でも。だから、いっぱい愛し合いましょうね」
私は微笑み、もう一度口づけをする。今度は長い時間だった。社長とのディープキスは最高だ。私はこの瞬間がずっと続いて欲しいと思った。
「お父様はどうしたんですか?」
「女と出て行ったよ。会社は私が学生の頃に継いだ。借金だらけだが、返済した。
「すごいです。社長」
「よせ、褒めるな」社長は照れる。
「その時母の幼馴染である今の父が私を認めてくれてね。融資をしてくれてたんだ。そして、家に呼んだりしてる内に二人は関係を持ち再婚した。」
「私は正直言うと嫌でね。金を出して母を手に入れたようなものだし⋯⋯こういうことを言うとマザコンかな」
「いーえ」私は笑った。
「養父には感謝してるが、苦手は苦手だ。もちろんビジネスとしては非常に優秀な人だと思う」なるほど、二人が他人行儀なのはそのせいか。


「愛していますよ。社長」
「私もだよ。美崎くん」
私たちはキスを続ける。そして私は社長をソファーに押し倒した。社長の顔を見ると、目は潤んでいた。興奮してくれているのだろうか?そうであって欲しい。私は服を脱ぎ、下着姿になる。ブラを外す。社長はまじまじと見ている。見られるだけで感じてしまうようだ。
社長が近づいてきて乳首を舐める。
気持ち良い。もっとして欲しい。私は社長を抱きしめた。胸が当たっているのが分かる。社長のペニスが硬くなっているのが分かった。私は太腿で挟むようにして刺激を与える。すると社長のペニスはさらに大きくなった。私のショーツはびしょ濡れになっていた。「社長、脱がせてください」私は言うと、社長はショーツに手をかける。ゆっくりと下ろしていった。
「凄いことになっているぞ」
「だって……社長とエッチしたくて仕方ないんですもん♡」私の秘部はひくついていた。早く入れて欲しい。
社長は指を入れて動かしてきた。Gスポットを責められる。強い快感に襲われる。私は喘いだ。
「ああん♡社長、そこぉ♡イっちゃいますぅ♡♡」
絶頂を迎えそうになった時、社長の指の動きが激しくなった。膣内を刺激してくる。さらに親指でクリトリスを押し潰すようにしてきた。同時に三点攻めされて私は耐えられず達してしまった。
社長の手はぎこちなく震えていたが、それでも一生懸命に奉仕してくれる。それが嬉しかった。
「す、すまない⋯⋯下手で……」
「いえ、初めてにしては上手いと思いますよ。ほら、もっとこうですよ」私は社長の手を掴んで、私の股間に持ってきて指を動かす。
社長は顔を赤くして恥ずかしそうだ。可愛い人だ。もっともっと虐めたくなる。
私は自分の性器を開いて見せた。
中まで丸見えになっているはずだ。社長の喉が鳴るのが聞こえた。彼は生唾を飲み込んだのだ。
私は社長に覆い被さると、キスをしてくる。舌を入れてきて絡め合った。そして、下半身を密着させ擦り付けてくる。
お互いの身体をまさぐり合うように触る。
私は彼の背中に腕を回して抱きつく。
肌と肌がくっついて温もりを感じる。幸せだ。私は社長の手を掴むと、自分の胸に持っていき、揉ませる。
社長は遠慮がちで、触って揉んでくる。手が震えてる。うふふ、可愛い。
社長のペニスを触るとビクッとしてる。まだ何もしていないというのにこんなに大きくなって……
手で包むようにして優しく撫でてあげた。それからゆっくり扱いてあげる。上下に擦る度にビクビクしていた。
先走り汁が出始めている。私はコンドームを渡した。
着け方がまだ分からないようで戸惑っていたけど私が教えた。
装着完了だ。
準備ができたところで挿入しようとするが上手くいかない。緊張して力が入ってるみたいだ。
「焦らないでくださいね。深呼吸ですよ。吸ってー吐いてー」私は社長を抱き寄せ、お腹に両手を当てる。
「ほら、ここにあるじゃないですか」社長は息を荒げて私にキスをする。それから一気に挿入してきた。もう、これだからほぼ童貞は……。
「優しくしてあげるからね……」私は社長の上に座るような形になる。腰を前後に動かすことで、膣内の肉棒を刺激していく
「うぁ……う……」社長はあまりの快楽から言葉を発することが出来ないようだ。しかし、腰は動いている。社長もまた本能には逆らえないのかもしれない。私達はお互いの欲望を満たすため激しく交わりあった。
社長は私の中で果て、私も同時に絶頂を迎えた。
■それから私たちは何度も体を重ね合った。時には激しく、時には優しく、愛し合った。私にとってこれ以上無いくらい幸せな時間だった。
そして、二人で汗だらけになり、体を触ったり、つねったり、突いて遊んだ。
「それで……社長はずっと男子校だったんですか?」
「ああ、女性が怖くてね…」
「エッチな本ぐらい見たんでしょ」
「み、見てないよ」
「嘘ですよ。そんな男いませんよ」
「ほ、本当だ。そういうものは一切興味がなくて」
「でも、私には大きくしてたんですよね?」
「あれは生理現象だ。仕方ない」社長の顔が赤くなる。私は笑った。社長も笑う。
すると、社長が私に抱きついた。
「……社長?」
「……すまん。しばらくこのままで」社長は私を抱き締めたまま動かなかった。私もそれに応えるようにそっと抱きしめた。
「やはり怖いんだ。その……君とのセックスは気持ちいい」
「あら、どうも」
「……。でも、他の女に誘われて我慢できるかどうか不安なんだ。そして、私が一番嫌悪する父のように浮気をしてしまうんじゃないかと思うと……」
私は黙って聞いていた。社長の声は震えていた。きっと泣いたんだろう。私は彼の頭を優しく撫でた。
「大丈夫ですよ。社長、女性苦手ですから。ほいほいしませんよ。それに、ムラムラしたら言ってください。いつでもお付き合いしますから」
私はそっとキスをした。社長は私を押し倒して胸元に顔を埋めた。甘えてきたのだ。本当に可愛い人だと思う。社長が愛おしくて堪らない。
そして私たちは朝方まで愛し合っていた。毎日セックスに明け暮れていた。もちろん、社長が満足できるように頑張った。私の身体でよければ好きなだけ使ってくれればいいと思った。そう思うとますます興奮してしまい、いつもより激しく感じてしまっていた。
■そして、私たちは一ヶ月後に親同士が挨拶をして正式婚約し、日取りも決まった。挙式は半年後だ。私の両親は喜んでくれた。父は泣いて喜んでいた。母の方は寂しいのか少し元気がなかったが祝福の言葉を述べてくれた。
社長は私の家族に初めて会ったが、皆好意的に受け入れてくれた。社長の母は社長を褒め称えていた。

そして、結婚式当日になった。
純白のウェディングドレスに身を包む。
私は化粧直しをしてもらう。
その時、ドアをノックされた。
入ってきたのは、母だ。
母は私の姿を見て、涙を流している。
私は母をぎゅっと抱き寄せる。
すると、今度は父が入ってきて涙ぐんでいる。
私は二人を順番にハグした。

次に親友の未穂が来た。相変わらず派手な衣装と美貌で人目を引く。というか主役は私なんたから抑えてよ。
「これでも地味にしたわ」
どこがよ。
「それにしても馬子にも衣装ね。随分派手じゃない」
「大きなお世話よ。」
「どうせならもっと胸出してサービスしなさいよ」未穂が私のドレスを引っ張る。
「止めてよ!バカ!サービスなら自分でしなさいよ!」
「あははは、冗談よ。まあ、綺麗よ、真梨」

最後にメイクさんが来て、私の髪をセットしてくれ、本番を迎えた。
式場に入ると、既に沢山の人が来てくれていて拍手が起こった。
まず、新郎である社長が現れる。私は社長の元へ駆け寄っていく。そして、社長の腕を掴んだままヴァージンロードを歩く。
そして、社長が待つ祭壇までやってきた。
牧師さんの問い掛けに対して、私は「はい」と答えた。
そして、誓いのキスを交わした。
その後、指輪の交換や神父による結婚の宣言などが行われていった。
参列者の人達からは歓声が上がったり、中には泣き出す人もいて、会場は盛り上がっていった。
こうして、私と社長は夫婦となった。
披露宴はホテルを貸し切って行われた。
私は料理を運んだり、お酒を注いだりして忙しく動き回った。
社長は終始笑顔だった。

■そして、数ヶ月経った頃、私達は新居に引っ越した。新しい生活が始まったのだ。
私たち二人は自然と家事をした。どちらがやる。どちらがやらないということはなく、二人共積極的に動く。望さんも私もテキパキこなして、まるでテニスのダブルスのように息ぴったりだった。

社長は仕事の方も順調で、業績は右肩上がりだった。
そのお祝いに私たちはちょっと高いワインを買って、社長と一緒に飲む。
「望さん、おめでとうございます」
「ありがとう。これも君のおかげだよ」
「いえ、社長の実力ですよ」
「そんなことないさ」
「謙遜しないでくださいよ」
「……真梨君、その……相談があるんだが」
「はい?」
「子供のことだ」
「まあ、それは素敵ですね」
「それで、その……君さえ良ければだが……」
「はい、私も欲しいと思ってました」
「本当かい?良かった」
「望さんは子供が欲しかったんですか?」
「……欲しい……。特に真梨君を見ていて、欲しくなった。真梨君の子供なんて可愛いに決まってるだろう。」
「だけど、怖いんだ……。君にも話したとおり、私の父はあんなだからね……子供ができたらあんな父親に育ててしまうのではないかと……」
「なーんだ、そんなことで悩んでたんですか?」
「……ああ、そうだよ。悪いかね」
「ふふっ、安心してください」
「?」
「私が望さんを立派なパパにしてあげますからね」
「………そうだな。君がいれば大丈夫かもしれないな」
「うふふ、任せてください」
私たちはキスをする。

寝室に行き互いの服を脱ぐと、私は社長の体に触れる。
「ああ……」望さんは敏感に反応した。
乳首を舐めてあげるとさらに声を上げた。
「気持ちいい?」
「ああ、すごく良いよ」私は微笑むと、社長は照れ臭そうに笑った。
「じゃ、次はこっち」
私は股間に手を伸ばす。
そこはもうビンビンになっていた。
私はそれを優しく握る。
上下に手を動かす度にビクビクしていた。先走り汁が出始めている。
私は彼を押し倒して馬乗りになる。そしてゆっくりと腰を沈めていく。
「ん……はぁ……入ってく……」
「うぅ……すごい……締まる……」
望さんはペニスが生で膣内に入ってくる感覚に酔い痴れている。コンドームがないとこんなに違うんだと実感しているようだ。
私は奥まで到達したところで、ゆっくり動かす。
「どう?痛いところはない?」
「うん……大丈夫だ……」
「動くよ」
私は前後に動かしたり、円を描くように回したりして刺激を与える。
「はあっ……はあん……どう?気持ちいい?」
「最高だ!もっと激しくしてくれ!」
「わかったわ」
私はペースを上げ、腰を振っていく。望さんのペニスと私の膣が擦り合う、淫靡な音が部屋に響き渡る。
「はあはあはあ……」
私は夢中で動いた。快楽を求めてひたすら貪るように。
社長もそれに応えるかのように、下から突き上げてくる。
お互い限界を迎えようとしていた。
「ああ!?っ!!あああああ!イク!!」
私は絶頂を迎えた。それと同時に望さんも果てたようだ。
その瞬間に私の膣内に大量の精液が流れ込んで来た。
私は望さんのペニスが痙攣しているのを感じながら余韻に浸っていた。
「……気持ち良かったですか?社長」
「ああ、とても良かった。……真梨君はどうだい?」
「ふふ、残念ですが生だと男性は気持ちいいかもしれませんが、私は変わらないです。でも望さんが気持ち良さそうて嬉しいですよ。それにしても、たくさん出しましたね」
私は望さんのお腹に飛び散っている精子を見て言った。
「すまない。我慢できなくて」
「謝らないでください。それだけ私のことを愛してくれたってことでしょう」
私は望さんに抱きついた。
それから、シャワーを浴びてベッドに入った。
二人で裸のまま抱き合って眠る。
幸せだと思った。
私は社長と結婚して本当に良かったと思っている。
これからはずっと一緒だ。何があっても離れない。この人とならどんな困難だってきっと乗り越えていける。私は心の底からそう思ったのだった。
■そして、結婚式を挙げて半年が経った。
私は妊娠した。社長は大喜びして、私も嬉しかった。
これで家族が増える。私は幸せな気分になった。
数カ月経ち、お腹の赤ちゃんは順調に育っていく。望さんは私の介護にも積極的に、尽くしてくれた。だけど、一つだけ問題があった。
それは、望さんが自慰をしてることだ。深夜にこっそりしていることを見てしまった。
もちろん、男性の生理現象なので仕方ないことだと思うけど、やっぱり寂しい。
大体オカズがエッチな漫画ってどうなのよ。つくづく童貞だわ。あの人は。
私は夜に一人でトイレに行った時に、望さんの部屋の前を通りかかった。
すると中から喘ぎ声が聞こえてきた。
私は立ち止まる。
「はあ……はあ……はあ……」
間違いなく望さんの声だった。
私はそっとドアに耳を当てる。
「はぁ……はぁ……はぁ……真梨ぃ……」……え? 今なんて呼んだ? 真梨? 私はしばらく呆然としていた。
ガチャ、と扉を開けた。
「な、!?真梨?どうしてここに?」
「……何をしてるんですか?」
「いや……これは……その」
望さんは咄嗟にエッチな本を隠そうとするも時すでに遅し。私はその本を持ち上げる『巨乳人妻の昼の誘惑』というタイトルが見えた。まあ、破廉恥。でも、少し私に似てるから許してあげますか。
「……へぇ〜私というものがありながら、そんなもの見てたんですね」
「い、いやその……これは男ならしょうがないんだ。許してくれ」
「ふーん、そうなんですか。でも妻に内緒にするのは良くないと思いますよ」
「うっ……そうだな。すまなかった」
「まあいいでしょう。ところで、私にも見せてくれますよね?」
「……は?」
「ほら、早く」
「い、嫌だよ」
「なんでですか?」
「恥ずかしいだろ」
「大丈夫ですよ。望さんがいつもやってることを私がやるだけですから」
「…………」
「ねえ、お願いしますよ」
「その⋯⋯脱いでくれないか?」
「え?」
「君の裸が見たいんだ……」
「いいですよ。その代わり、あなたも全部見せて下さい。」
「わかった……」
私たちは服を脱ぐ。
「綺麗だ……」私の体は妊婦特有の丸みを帯びた体つきになっており、胸も大きく膨らんでいた。
「望さんは妊婦に興奮する変態さんなんですか?」私はクスクスと笑う。
「違うよ。君だからさ……」
「嬉しい……」
私は彼に抱きついた。
「愛しています。望さん」「ああ、私もだ」
私は望さんの隣に座る。
「じゃ、始めましょう」
望さんはペニスを出した。
私を手で握ると上下にしごき始める。
しばらくして、先端を指先でグリッと押すとビクッと反応した。さらにスピードを上げて、激しく動かすと、先走り汁が出てきた。それを潤滑油にしてさらに動きを加速させる。
グチュッという 卑猥な音が部屋中に響く。
私はその様子をじっと見つめていた。
やがて限界を迎えたのか、望さんのペニスが大きく膨張する。そして、勢いよく射精した。
「すごい量ね」
私は手に付いた精液を見る。
ドロッとした白い液体は糸を引いていた。
「ふぅ……」
望さんが息をつく。
「満足しました?」
「ああ」
「それじゃ。溜まったらまた言ってください。抜いてあげますから」
「あ、ああ⋯ありがとう」

「でも……僕の子供が宿っていると思うとすごく嬉しいよ」
望さんが私の大きくなったお腹に手を当てながら言った。
「興奮するじゃなくて?」
「……」照れる望さん。
私は微笑む。
「愛していてます。望さん」
「私もだ」
こうして私たちの夜は過ぎていったのだった。
■それから数ヶ月後、私は出産することになった。陣痛が始まり、苦しんでいると望さんはすぐに駆けつけてくれた。
「頑張れ、真梨。僕がついているぞ」
「はい……」
私は必死に痛みに耐えて、なんとか産み終えた。
「元気な男の子だ。頑張ったな」
「はい、とても疲れました」
「ゆっくり休んでくれ」
「はい、そうさせていただきます」
私は眠りについた。そして数時間後に目を覚ました。
隣には赤ちゃんを抱いた望さんがいた。
「可愛い寝顔ですね。抱っこしてもよろしいでしょうか?」
私は赤ちゃんを抱きかかえる。すると赤ちゃんが泣き出した。
「どうしたのかな?お腹が空いたのかもしれないわ」
「よし、母乳をあげよう」
「え?でも私、出ないかも」
「やってみないとわからないだろう」
望さんが赤ちゃんの口に私の乳房を押し当てる。
「ああん、ちょっと待って。いきなりは無理よ」
私は慌てて止めようとするが遅かった。
赤ちゃんは私のおっぱいに吸い付いてきたのだ。
「ああっ……ダメ……そんなに強く吸わないで……」
赤ちゃんは夢中で私の胸にしゃぶりついている。その姿はとても可愛かった。
「正解みたいですね。良かったわ」
私はホッとして笑った。
それから、私は授乳を続けた。
しばらくすると、赤ちゃんは眠ってしまったようだ。
私も睡魔に襲われて再び眠りにつく。
私は幸せな気分に浸っていた。
これからもこの人と幸せに暮らしていこうと心に誓った。

___

「美崎君、結婚したらお願いしたいことがあるんだが」望さんがプロポーズした時の台詞を思い出す。
「はい。何ですか」
「な、名前を読んでもいいかな?」
私は一瞬キョトンとする。
何を言っているのこの人は。そんなの当たり前じゃない。そんな中学生みたいなことを大真面目に言うなんて、可愛い人だ。
私は笑いながら答える。
______はい、お願いします。望さん。

「あぁ……」社長は私の胸に夢中になっている。目が乳房に集中している。
「ん……んんっ」社長の大きな手で私の乳房を愛撫する。揉んだり、つねったり、引っ掻いたりして弄ぶ。
その度に快感が走る。気持ちいい……もっとして欲しい。
私は無意識のうちに腰を動かしていた。
「次は乳首舐めてくれませんか?優しく丁寧にお願いします」
社長は言われた通り、舌先でチロチロッと刺激してきた。それだけで軽くイキそうになる。
さらに、臨月を迎えておりもうすぐ産まれそうだというところまで来ているのだが……まだ出てこないらしい。
なので、セックスはできない。だから、代わりにこういう形で発散させているというわけである。
最初は恥ずかしくて抵抗があったけど今は慣れ