のーどくたーのーらいふ

樹「どうにかして食べさせようとしてたよね」














春「そうそう、〇〇なら食べられる?














思いつく限り片っ端から言って














全部嫌だって言われて














最終的に行き着いたのが‘おかゆ’だったもんな」














「そうそう(笑)」














そんな懐かしい話をしていたら














おかゆができたので














凛の部屋に持っていく














コンコン














「入るね、」














ガチャ














ベットの上で体育座りしている














凛の横のテーブルにおかゆを置いた














「凛?」














様子が少し変だな、と思い














凜の顔を覗き込む














凛「っ、」














これ発作だな、














凛を改めてよく見ると














左胸を掴んでるのが分かった














「深呼吸しようか、」














体育座りしてたのは左胸を掴んでるのを














知られないようにするためか














凛「っ」














「とりあえず、いつき呼ぶね」














凛「だめ、お願い呼ば、ないで」














「りん、」














かろじて話せてはいるけど














もっとひどくなるかもしれないし














そうなった時、俺1人では対応できない














凛「っ、」














「いつき〜!」














本当は電話が良かったけど














そんな余裕が今はない














ちゃんと聞こえたかな、














凛「っっ、!」














「りーん、凛!」














結構まずい状況かもしれない














多分痛みましてきてるし、














凛が話せなくなってきている














「とりあえず、深呼吸して














胸から手離して、」














凛「っっ、」