のーどくたーのーらいふ

精神的にまだしんどいと思うんだけど














凛「それに、空みたいから」














凛は昔から空が好きだ














空を見ると幸せだなって思えるって














ただ、空を見たいって言う時は














精神的にやられてるときが多くて














できるなら誰か側にいてあげたい














「じゃあ、俺もついてく」














書類の整理も一応終わったし














凛「1人で行ける」














「それはちょっとさ、」














凛「1人がいいの、」














「ん〜、」














どうする?という顔で樹を見た














そうすると樹は少し考えて














樹「うん、分かった














でも、遅かったら電話するから














帰りたくないなって思ってたとしても














ちゃんと電話には出てね」














「心配だからな、」














凛「うん、分かった」














ちゃんとスマホ持ってるか確認して














凛とさくらを送り出した














「いってらっしゃい〜」














凛「行ってきます、」














バタン














「大丈夫かな、」














樹「正直、僕は不安でしかない」














「だよな、」














樹「出れる準備はしときな、」














迎えに行かなきゃいけない














かもしれないってことか














「樹はどうする?」














樹「春もいるし、僕は待ってるよ














ただ、電話に出てくれたらの話だけど」














「そうだな、」














そうならないことを祈るしかないか














ガチャ














春「樹くん、」














樹「うん、どうしたの?」