のーどくたーのーらいふ

春「...」














「春が自暴自棄になるのも分かる














どんな言葉も行動も僕たちが受け止めるから














生きることだけは、それだけは














諦めてほしくないんだ」














春「おれ、よくなる？」














「すぐには良くならないかもしれないけど














少しずつ良くなっていくよ」














春「うん、」














「今心臓痛くない、大丈夫？」














春「うん、痛くない」














「なら良かった」














凛「...あ、だめだって」














ｶﾞﾁｬ














さくら「わふっ、」














凛「ごめんね、目離してて。














春くんのこと探してたみたいで」














愛「はる抱っこしてみれば？」














愛ちゃんの言葉に頷いて














春「おいで、さくら」














さくら「ワンっ！」














春「ふふふ、モフモフだ〜」














「良かったね、はる」














春「うん、みんなありがとう」














❅❅❅














さくらを家族に迎え入れて1週間弱














凛「さくら、おすわり〜」














さくら「わふっ！」














さくら待望の夕ご飯タイム














凛「待て〜、」














春の精神状態も少しずつ安定してきて














3日前に点滴が外れて、














決まった時間に錠剤を飲むことになった














あれから1回も発作はでていない














凛「よし！」














愛ちゃんは仕事終わりに














ちらっと様子を見に来て














最近はすぐに帰ってる














愛ちゃんにも愛ちゃんの家庭があるし














仕方のないことだ