のーどくたーのーらいふ

凛「そういえば、春くんっ」














京「そこで寝てるよ、」














凛「...薬いれたの?」














そういって、涙を流した














京「りん、」














凛「なんで、」














伝えるか迷ってた














いずれ、春の不安定さは














目にすることになるかもしれない














その時、びっくりするんじゃないかなって














ただ、春のこと伝えたら














凛ちゃんは自分を責めると思った














「...話そう」














そうした方が、いいと思った














京「いつき、」














京は多分話さないつもりでいたんだろう














当然だと思う。














「ただね、凛ちゃん














少しだけお父さんの話もしなきゃいけない














そこは大丈夫かな?」














凛「...話して」














大丈夫ではないけど














聞きたいってことか。














「うん、分かった」














京「...」














京は多分納得いってないと思う














まぁ、そりゃそうだよね。














昨日の今日でこんな話、














聞かせたくないと思うのは当然だ














「昨日、ナイフで襲われそうになった














凛ちゃんを助けるために














春がお父さんのことを止めようとして














その時に腕が深く切れちゃったんだ」














凛「なんで、」














「凛ちゃんのことが大切だから」














凛「...」














「だけど、身体の痛みが














相当強かったんだろうね














動けなくなって」