春「(コクコク)」














その言葉を聞いた春は涙を流した














愛「泣かないの、」














そういって愛ちゃんは春の涙をぬぐった














愛「凛のことは春に任せようかな」














そう言いながら、














僕たちが座っているテーブルにきた














「あ、もう寝てる(笑)」














安心したのかな、と思いながら














春にブランケットをかけた














京「ありがとな、愛」














愛「ううん、春は頑固だからさ














どうしても凛のそばにいたかったんだよ」














京「それは分かるけど、」














愛「離すことが逆効果なときもあるのよ














だから春の気持ちを尊重したの」














京「勉強になります、」














愛「さてと、これからどうする?」














「朝イチで退院かな、














春も不安定だし、多分凛ちゃんも」














京「この状況で凛を病院に














入院させとくのもかなり不安だしな」














「うん、今は家が1番いいと思う














凛ちゃんの父親については














警察に通報済みらしいから














あとは警察に任せよう」














京「了解」














愛「春はどうする?」














「数日は仕事休ませる














春もそうしたいと思うし














不安定過ぎるから様子もみたい」














愛「うん、分かった」














それから交代で仮眠をとりながら














朝を迎えた














京「そろそろ起きてもいいと思うんだけど」














愛「はーる、起きて」














結局、春はあれから1回も起きなかった