「ごめんな」














凛「けい」














「ほんとにごめん」














凛「京、ぎゅってして」














そう言われて、凛を優しく抱きしめた














凛「私、京のこと大切だよ














京が私のこと大切にしてくれてることも














十分過ぎるくらい伝わってる」














「りん、」














凛「だから、心配しなくて大丈夫だよ」














「うん」














凛のことをもっと大切にしたい














改めて、そう思った














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少し残業することにして














気がつけばもう19時














さてと、帰るかな。














「ただいま、」














愛「遅い」














「え、愛」














樹「おかえり」














「樹まで、」














愛「樹くんと春から聞いた。」














「え」














愛「あんた、本当なにしてんの」














「ごめんなさい」














愛「凛のこと泣かせないって約束は?」














「しました...」














愛「凛のこと大切にするって約束は?」














「した...」














愛「パニックになってる凛のこと














おいて出ていったって聞いた」














「...」














愛「ほんとにありえないんだけど!」














「ごめん」














愛「凛のこと大切にできてないし














おまけに泣かせて。最低。」














春「それくらいにしときなって(笑)」














愛「...次やったら、ほんと許さないから」














「はい、」