凛「フー、はぁ」














樹「うん、上手だね」














凛「すー、はー」














「そのまま、続けて」














凛「すー、はー、すー」














樹「うん、大丈夫そうだね














心臓痛いとかないかな、大丈夫?」














凛「痛くない」














樹「うん、良かった」














凛は俺の胸に体重を預けてる














その姿がなんとも可愛い














「凛、樹の診察受けれる?」














凛「...」














樹「愛ちゃん帰っちゃったからさ














僕で申し訳ないけど、やらせて」














凛「...ん」














樹「うん、ありがとう














京から離れなくていいから














腕だけ貸してね、」














凛「まってッ、やだ」














「なんで?」














凛「見ないで、」














樹「大丈夫だから、見せて」














凛「でも、」














樹「大丈夫」














そういって服の袖をまくった














樹「うんうん、なるほどね〜














傷つけたくなっちゃったかな」














凛「(コク)」














樹「そっか~、それはいつ?」














凛「今日の朝」














樹「言うのもしんどかったか、」














凛「(コクコク)」














樹「手痛いよね、」














凛「...」














樹「待って、氷持ってくる」














そういって、ナースステーションに行った














凛「ごめん、」














そうやって俯きながらつぶやく














「謝るなって、」