凛「京じゃなきゃ、や」














「樹は凛の主治医だよ?














ちゃんと見てもらわなきゃだめ」














凛「京がいれば、へいき」














「平気じゃないから言ってるの













心は、すごく繊細なんだよ














身体の症状とは違って見えにくい














だからこそ、早めに気づくことが大事














凛なら、分かるよね」














凛「うん、わかる」














「うん、偉いね」














コンコン、














樹「入るね〜、」














タイミングバッチリ(笑)














樹「凛ちゃん、すこし落ち着いたかな」














凛「うん、」














樹「朝できなかった、診察してもいい?」














凛「(フルフル)」














「りん」














樹「京も一緒だし、頑張れそうかな」














凛「話したくない...」














樹「お話しなくてもいいから














血圧とか胸の音聞かせてほしいな」














凛「それもだめ、」














樹「それもだめ〜?














そっか~。














でも、今すこし胸苦しくない?」














それ、俺も思ってた














いつもと呼吸の仕方違うな〜って














凛「苦しくない、」














「り~ん、なんで我慢しちゃうの」














凛「...グスっ」














「泣くな、大丈夫だから」














泣いてる凛を優しく抱きしめる














凛「ヒック...はぁ、はっ、はっ」














樹「凛ちゃん、深呼吸しよっか」














凛「はぁ、はっ」














「大丈夫、深呼吸だよ」