春「りん!?」














え、














✗✗「京にぃ?」














「すず、」














凛は昔親から虐待を受けていた














母親からは精神的虐待と身体的虐待














父親からは身体的虐待と性的虐待














その影響で解離性同一性障害を














発症してしまった














鈴は凛の副人格の1人で














俺と春のことをお兄ちゃんだと思っている














凛と俺は付き合っているが














鈴を混乱させないために














鈴が出てきたときはお兄ちゃんとして














接すると決めている














そして凛はこの病気であること














鈴や結花(別の副人格)に変わってしまうこと














理解しているが、副人格の2人は














自覚すらしていない














鈴「どうしたの、そんな覗き込んで」














「熱があるから、今解熱剤打ったところ」














鈴「寝てる間に打ってくれたの?














ありがとう」














そして最近は鈴が表にでる回数が














多くなっている














鈴「春にぃ、今日しごと?」














春「うん、仕事なんだ。ごめんね」














鈴「やだ、春にぃいてよ」














春「ごめんね、今日は大事な会議あってさ」














鈴「おねがい、行かないで」














春「今日はどうしても外せないの」














鈴「やだ、」














春「京が様子見に来てくれるから大丈夫














僕もなるべく様子見に来るから、ね?」














「鈴のことおいてかない?」














春「いかないよ、ちゃんと帰ってくるから」














鈴は見捨てられることが怖くて














幼児退行がひどい時が多い














春「京、ゴメンだけど、僕もう行かなきゃ」