コンコン














「凛ちゃん、おはよう〜」














凛「...」














「体調どうかな














気持ち悪いとか頭痛いとかない?」














「...きもちわるい」














「そっかそっか、吐きそうかな?」














凛「まだ大丈夫」














「無理そうだったら言ってね」














凛「うん、」














「今から大事なお話してもいいかな?」














凛「...だめ」














「まぁ、そうだよね」














凛「...」














「何も話さなくて大丈夫だから














聞いてるだけでいいよ














話したくなったら聞くから」














凛「...うん」














「入院しないかな、と思って」














凛「しなきゃいけないの?」














「うん、してほしい」














凛「先生も京も春くんもいてくれる?」














「もちろん、いるよ」














凛「嫌だけど、いいよ」














「ありがとう」














「せんせ、」














「ん、なに?」














凛「お父さんの話していい?」














「うーん、無理しない程度にね」














「最近ね、夢にお父さん出てきて














お父さんはずっと出てくるけど














でも、お父さんにされ、て、た」














「凛ちゃん、深呼吸しよっか」














凛「やだ、こわいッ」














「凛ちゃん、大丈夫だからね














この家には、僕と京しかいないからね














安心していい場所だからね」














凛「はぁはぁ、もうむり」














ガクン