のーどくたーのーらいふ

春「抱っこしてあげるからね、」














「うん」














怖さより眠気のほうが勝って














凛は眠りに落ちていった














❅❅❅














‘お前なんて生まなきゃよかった!’














‘お前が家族壊したんだぞ’














‘お前なんか誰が大切にするかよ’














たすけて。














誰か、助けて。














京「...りん、凛。」














「ん、」














京「凛、分かる?」














開けたくない目を開けると














心配そうな顔をした京が目に入った














「けい、」














京「うん、帰ってきたよ」














「起きたい、」














そう言うと、














力が入らない体を起き上がらせてくれた














京「昨日発作起きたんだって?」














「そうだっけ、あんま覚えてないや(笑)」














心の限界を知られたくなかったから














作り笑いをした。














京「薬入れるほどだった。って聞いたよ」














「はは、大げさだよ(笑)」














京「凛」














京は凛がこういう反応をすると














怒ったように顔にシワがよる














京「無理に笑わなくていい」














「...」














京「辛いんだろ、凛。














俺にはもう隠さなくていい














凛がしんどいって分かってるんだから」














そういって優しく抱きしめてくれた














だけど、凛はそれを拒んだ














「やめて、」














京は心配して言ってくれてるのに














その優しさが今の凛には辛かった














「こんな私なんてっ、」














机の上からカッターをとって














カチカチ、っと刃をだす。