のーどくたーのーらいふ

京「うん、俺も」














「凛がずっとそばにいてあげる














だから凛の1番星になってくれませんか」














京「...」














この言葉は初めてデートしたときに














京からもらった大切な言葉だった














京「ふふ、ちょっと待ってろ」














京は今、凛が紡いだ言葉で














分かってしまったみたいだった














夜景を見ながらミルクティーを飲んで














京のことを待つことにした。














凛はいつも京の肩に頭をのせて














夜景を眺めていた














そんな凛の姿をみて、














京はすごく幸せそうに微笑んで














凜の手を握ってくれた














そんな時間が何にも変えられない














大切で幸せな時間だった














自分で選んだはずなのに














今、京が隣にいてくれないことに














凜の手を握ってくれて














幸せそうに微笑んでいる京の顔を














見れないことに不安を感じて














涙が流れた。














「けい、」














大好きな人の名前をつぶやいた時














京「ここに泣き虫さんがいるな」














私の大好きな声が聞こえて














手にぬくもりを感じた














ゆっくり顔をあげると














こちらを見つめている京の姿があった














「けい、」














京「うん、お待たせ」














そう言うと凜の隣に腰を下ろした














私は手を繋いだまま














京の肩に頭をのせた














京「ふふ、」














京の幸せそうな笑い声が聞こえて














私はまた涙を流した