海への誘い/その2
「ただいまー。おー、薫と絵美、待たせちゃってごめん。何の用だっけ?」
「海にいくから、あんたもって。誘ってくれてるのよ、薫ちゃん達は。あなたも、変なのとばっかりじゃなくて、たまにはちゃんとしたお友達と行ってらっしゃい」
美沙はてきぱきと作業をこなしながら、後ろにいるケイコに突っかかるように話した。
さらに続ける。
「高校に上がったら、ガラ悪いのばっかりと付合ってるでしょ。いやんなっちゃうわ、この子…」
すると、絵美がケイコの母に向かって話しかけた。
「でもおばさん、おけいのおかげなんですよ。最近、不良とかがおとなしくしてるのは…」
薫も口を開いた。
「そう、そう。私の高校のクラスの子なんかも、おけいが各校を仕切るようになってから、道とかでからまれなくなったって言ってるしね」
「お姉ちゃん、ヒーローだもんねー。中学でも有名だよ」
「へへー、そういうこと」
ケイコは、取り込んだ洗濯物を抱えながら、家の中に向かう母の方を向いて言った。
「あー、そうなのー」
ケイコの母は、投げやり気味に軽く受け答えて、家の中に入って
行った。
夫は海外赴任が長く、父親が家にいない生活に慣れた奔放なケ
イコの”近頃”は、やはり気にかかっているようだった。
「ただいまー。おー、薫と絵美、待たせちゃってごめん。何の用だっけ?」
「海にいくから、あんたもって。誘ってくれてるのよ、薫ちゃん達は。あなたも、変なのとばっかりじゃなくて、たまにはちゃんとしたお友達と行ってらっしゃい」
美沙はてきぱきと作業をこなしながら、後ろにいるケイコに突っかかるように話した。
さらに続ける。
「高校に上がったら、ガラ悪いのばっかりと付合ってるでしょ。いやんなっちゃうわ、この子…」
すると、絵美がケイコの母に向かって話しかけた。
「でもおばさん、おけいのおかげなんですよ。最近、不良とかがおとなしくしてるのは…」
薫も口を開いた。
「そう、そう。私の高校のクラスの子なんかも、おけいが各校を仕切るようになってから、道とかでからまれなくなったって言ってるしね」
「お姉ちゃん、ヒーローだもんねー。中学でも有名だよ」
「へへー、そういうこと」
ケイコは、取り込んだ洗濯物を抱えながら、家の中に向かう母の方を向いて言った。
「あー、そうなのー」
ケイコの母は、投げやり気味に軽く受け答えて、家の中に入って
行った。
夫は海外赴任が長く、父親が家にいない生活に慣れた奔放なケ
イコの”近頃”は、やはり気にかかっているようだった。



