猛る狂気/その8
アキラ
「麻衣とは私の家の隣に住んでた高原亜咲さんという、元南玉連合幹部で2年上の先輩を巡って確執があったんだよね。私が麻衣と徹底的にやり合ったのは、このことが大きかったと思う」
ケイコちゃんと麻衣は、互いにその亜咲って人を憧憬いていたということだ
「私は、ひじのケガとか彼氏との仲とかよりも、亜咲さんとの”純粋な誓い”を踏みにじった麻衣が許せなかった。アパートでアキラに告白した火の玉川原の日までには、そういう麻衣とのどうしようもない感情的な伏線があったんだよ」
あの告白には驚いたが、その時はまだ麻衣をほとんど知らなかった
「殺し合いに近い火の玉川原での決闘後、ああいう形に流れて行って…。だけど一時とはいえ、麻衣を愛せるんだなって。そんな感じしてた」
こういう感情に持っていかれるのも、麻衣と深く接した今では、何かうなずける気もする
あの妖しい女には、そういう毒みたいなもんが備わってるよ
極限までぶつかり尽くした後、二人にはどこか認め合う心境に達したってこともあったかもしれない…
...
「でも、麻衣は止まるところを知らないヤツだった。アキラをあんな惨い目に遭わせて、狂ってるよ!今回の一連の件だって、考えたのは、剣崎さんじゃなくて麻衣なんだよ。いくらなんでも普通じゃないって。今日は麻衣の病室押しかけて、殺ってやるくらいの気持ちだったんだよ。そしたらアキラがいて…」
そうだったのか…
わかった、ケイコちゃん…
ひとつひとついこう
アキラ
「麻衣とは私の家の隣に住んでた高原亜咲さんという、元南玉連合幹部で2年上の先輩を巡って確執があったんだよね。私が麻衣と徹底的にやり合ったのは、このことが大きかったと思う」
ケイコちゃんと麻衣は、互いにその亜咲って人を憧憬いていたということだ
「私は、ひじのケガとか彼氏との仲とかよりも、亜咲さんとの”純粋な誓い”を踏みにじった麻衣が許せなかった。アパートでアキラに告白した火の玉川原の日までには、そういう麻衣とのどうしようもない感情的な伏線があったんだよ」
あの告白には驚いたが、その時はまだ麻衣をほとんど知らなかった
「殺し合いに近い火の玉川原での決闘後、ああいう形に流れて行って…。だけど一時とはいえ、麻衣を愛せるんだなって。そんな感じしてた」
こういう感情に持っていかれるのも、麻衣と深く接した今では、何かうなずける気もする
あの妖しい女には、そういう毒みたいなもんが備わってるよ
極限までぶつかり尽くした後、二人にはどこか認め合う心境に達したってこともあったかもしれない…
...
「でも、麻衣は止まるところを知らないヤツだった。アキラをあんな惨い目に遭わせて、狂ってるよ!今回の一連の件だって、考えたのは、剣崎さんじゃなくて麻衣なんだよ。いくらなんでも普通じゃないって。今日は麻衣の病室押しかけて、殺ってやるくらいの気持ちだったんだよ。そしたらアキラがいて…」
そうだったのか…
わかった、ケイコちゃん…
ひとつひとついこう



