忘れられた恋の物語

嬉しくて思わず飛び跳ねた私を見て、斗亜が優しく笑っていた。


「前に斗亜が夜のメリーゴーランドが綺麗だって言ってたでしょ?」

「うん。」

「ライトアップもあと少しだろうし、それを見てから帰ろうよ。」

「…本当に一緒に見られると思わなかった。嬉しいな。」


私もあの時は一緒に見られるとは夢にも思わなかった。でも最後に2人で遊園地に来られて、一緒に夜のメリーゴーランドまで見られるなんて本当に嬉しい。

ライトが点くまで、私たちはメリーゴーランドが見える位置のベンチに座って話をしながら待った。

だんだんと辺りが暗くなってきた時、目の前でパッといくつもの光が灯った。

遊園地中の明かりがすべて点いて本当に綺麗だった。