「そう?」

「なんとなく」

「日向…は甘党だな」

もうすでに半分まで来ている私のグラスを見て拓馬が笑った。

「一緒だな」

より一層笑顔が深まった拓馬を見る。

笑うと目が細くなるんだなーとかえくぼ出来てるなーとか考えてたら自然と笑顔がこぼれる。

テーブルで向かい合ってしばらく笑いながら休憩時間を過ごした。



「そろそろ帰るか」

「そうだね」

カフェを出てからまた数個アトラクションに乗って、気づいたらもう5時になっていた。