授業が終わった




絃音ちゃんに会える



すぐに2年生の教室まで行く



なつかし

この教室




ガラッ


「えっっと、」


「絃音ちゃんだよね」


「はい、」




かわいい、



「緊張しなくていいよ、敬語もなしで。兄弟だし。颯って呼んで」


思わず柔らかい口調になってしまう


絃音ちゃんと話してると兜くんが通ったのが見えた


「兜くん」


「ん?あ、颯じゃんどうした?」


「飛優は」


「発作で病院行ったよ」

「まだいる?」


「どーだろね、いつものとこいるかも」

いつものとこは

小児科。



「ん、帰りにちょっと寄る...あ、やっぱり無理」

絃音ちゃんいるしね、
今日は無理か


「ん?珍しいな」



「今日は大事な用事ある」


大事な妹が出来るんだから


「そーか、楽しんで?笑」


「ん、今までで一番いい日になりそう」


そういった俺は、


多分今までで1番頬が緩んでるだろう




「はは、珍しいな。また感想聞かせて」


「ん、じゃ」


「気をつけて帰れよ」