朝型ちゃんに一目惚れ

「あはは…寝ててもいいよ?俺はまだなんか、眠れそうにないや。あんなに早く起きたのにね。星でも見てるよ」

 陽菜ちゃんは眠そうにしながらも夜空を見上げる。

「私もまだ一緒に起きていたいです。…実は、先輩にオッケーもらえたらまた近いうちにあの場所にこれを買いに行くつもりでした。でも…」

 陽菜ちゃんは俺があげたヘアアクセサリーを夜空にかざす。

「本当にキレイ…ありがとうございます、大切にしますね…!」

 その時の陽菜ちゃんの目は、キラキラと輝いて俺には見えた。


 俺と陽菜ちゃんは、吉田が頭をかきながら姿を現すまで駅前デッキで星を見ながら寄り添った。

 二人のことをみんなに明かすのはきっと、しばらく先のこと。

 でもこれからも、俺たちみんなの関係はあまり変わらないだろう。
 俺は夜空に見える星を見ながらそう思った。