今日は初めて二次部(二次元同好会)のメンバーと、俺と渡瀬でカラオケにやってきた。
「よっしーはよく一緒にカラオケ行くし“定番”ばっかりだろうからな。一緒に行くのが初のトバ先輩にウエノ先輩、特にハマ先輩のカラオケ選曲が気になるところだ」
なんて、渡瀬はニヤニヤしながらカラオケの前にこっそり俺に言う。
俺も二次部のメンバーとカラオケなんて初めてだから楽しみだ。
そんな、期待と濃いメンバーとである若干の不安なんかが入り混じるカラオケが、いざ始まると……
「……ま、よっしーは“通常運転”だな」
渡瀬がそう苦笑する通り、我らが吉田はカラオケ定番のロボットアニメ、特撮ヒーローのオープニングエンディングはおろか、挿入歌までを選んで熱く歌っている。
次にウエノ先輩は、アニメだけではなく時代劇や歴史もののドラマの歌が多い。
さすが二次元武器防具マニアなだけはあり、渋い選曲だ。
「体格が良いだけあって、重厚感があるなぁ……しかも勇ましさみたいなのを感じる!」
続いてトバ先輩。
さすが乙女ゲー、ギャルゲー好きなだけあり、女性の歌でも歌いこなす。
「……って言うか、歌ってるのがだいたい恋愛歌なのに全く照れが感じられないし、キャラ好きなだけあってどの歌も“キャラ感情”みたいなの入ってないか??すげえ……」
渡瀬は今時の男性アイドルやらビジュアル系の歌を、サラリと歌いこなす。
……これでモテようとしてないとか、どうしたら言えるんだよ渡瀬。
そして俺。
「ほんっと、尖った選曲しないよなあカズキは」
そう言われた通り俺は、自分の時代に流行った自分の歌いやすい歌を自分の順番で入れていく。
そして……
なんだかやけに、しっとりとした出だしの曲が流れてくる。
「あ、俺だ」
そう言って一巡目の最後にマイクを取ったのは、ハマ先輩。
それも、ハマ先輩にとっても前の世代である時代に流行ったらしい“バラード”。
これ、“失恋歌”じゃなかったか??
「しかも、やたら声が良い……!!」
二次部では部長であり、アニメやマンガの“隊長”のような“戦艦の艦長”のような口調と態度のハマ先輩。
美術部の部長であるテガ先輩とライバルのような関係で、楽しそうに口喧嘩をするハマ先輩。
そのハマ先輩が、カラオケで“バラード”……
「意外過ぎるっっ……」
ハマ先輩はその後も自分の順番が回ってくると、比較的穏やかな歌やしっとり系の歌を入れて美声を響かせる。
一緒にカラオケに行ったのが初だった俺と渡瀬は、ハマ先輩のかなり意外な一面を見たのだった。
「よっしーはよく一緒にカラオケ行くし“定番”ばっかりだろうからな。一緒に行くのが初のトバ先輩にウエノ先輩、特にハマ先輩のカラオケ選曲が気になるところだ」
なんて、渡瀬はニヤニヤしながらカラオケの前にこっそり俺に言う。
俺も二次部のメンバーとカラオケなんて初めてだから楽しみだ。
そんな、期待と濃いメンバーとである若干の不安なんかが入り混じるカラオケが、いざ始まると……
「……ま、よっしーは“通常運転”だな」
渡瀬がそう苦笑する通り、我らが吉田はカラオケ定番のロボットアニメ、特撮ヒーローのオープニングエンディングはおろか、挿入歌までを選んで熱く歌っている。
次にウエノ先輩は、アニメだけではなく時代劇や歴史もののドラマの歌が多い。
さすが二次元武器防具マニアなだけはあり、渋い選曲だ。
「体格が良いだけあって、重厚感があるなぁ……しかも勇ましさみたいなのを感じる!」
続いてトバ先輩。
さすが乙女ゲー、ギャルゲー好きなだけあり、女性の歌でも歌いこなす。
「……って言うか、歌ってるのがだいたい恋愛歌なのに全く照れが感じられないし、キャラ好きなだけあってどの歌も“キャラ感情”みたいなの入ってないか??すげえ……」
渡瀬は今時の男性アイドルやらビジュアル系の歌を、サラリと歌いこなす。
……これでモテようとしてないとか、どうしたら言えるんだよ渡瀬。
そして俺。
「ほんっと、尖った選曲しないよなあカズキは」
そう言われた通り俺は、自分の時代に流行った自分の歌いやすい歌を自分の順番で入れていく。
そして……
なんだかやけに、しっとりとした出だしの曲が流れてくる。
「あ、俺だ」
そう言って一巡目の最後にマイクを取ったのは、ハマ先輩。
それも、ハマ先輩にとっても前の世代である時代に流行ったらしい“バラード”。
これ、“失恋歌”じゃなかったか??
「しかも、やたら声が良い……!!」
二次部では部長であり、アニメやマンガの“隊長”のような“戦艦の艦長”のような口調と態度のハマ先輩。
美術部の部長であるテガ先輩とライバルのような関係で、楽しそうに口喧嘩をするハマ先輩。
そのハマ先輩が、カラオケで“バラード”……
「意外過ぎるっっ……」
ハマ先輩はその後も自分の順番が回ってくると、比較的穏やかな歌やしっとり系の歌を入れて美声を響かせる。
一緒にカラオケに行ったのが初だった俺と渡瀬は、ハマ先輩のかなり意外な一面を見たのだった。



