「吉田ぁ、お前“ロボ”が好きなんだよな……?“さくら”は、分かるか?」
ギャルゲー、乙女ゲー好きなトバ先輩も吉田自体に興味を持ったらしく、恐る恐るそう聞いてきたそう。
「はい、“コウブ”ってロボみたいな機体に乗る女の子たちの話ですよね??秘密部隊の。もちろん知ってますよ!“4”まではゲームもやってみました、難しかったっすけど」
吉田はニッコリとそう返す。
するとトバ先輩は満面の笑顔。
「い、良い後輩じゃないかっっ、なあウエッチ!!」
こうして吉田は晴れて、二次元同好会の一部員(ハマ部長いわく“戦士”)としてあたたかく迎えられたのだった。
〜〜〜
「「……。」」
吉田のそんな話を聞いていた俺と渡瀬は呆然。
「なにその、“試練”みたいなの……」
「そういやあの部、みんな揃って人見知りの人間ばっかりだったっけな……」
おまけに俺は思った。
……俺はなんで、そんな人たちのいる部に馴染んでいるんだろう??
しかし俺や渡瀬がどんなに聞いても、吉田はあの日部活動紹介も無かった『二次元同好会』を、知ったきっかけも部室の場所が固定じゃないことをなぜ知っていたのかすらも教えてくれないのだった。
ギャルゲー、乙女ゲー好きなトバ先輩も吉田自体に興味を持ったらしく、恐る恐るそう聞いてきたそう。
「はい、“コウブ”ってロボみたいな機体に乗る女の子たちの話ですよね??秘密部隊の。もちろん知ってますよ!“4”まではゲームもやってみました、難しかったっすけど」
吉田はニッコリとそう返す。
するとトバ先輩は満面の笑顔。
「い、良い後輩じゃないかっっ、なあウエッチ!!」
こうして吉田は晴れて、二次元同好会の一部員(ハマ部長いわく“戦士”)としてあたたかく迎えられたのだった。
〜〜〜
「「……。」」
吉田のそんな話を聞いていた俺と渡瀬は呆然。
「なにその、“試練”みたいなの……」
「そういやあの部、みんな揃って人見知りの人間ばっかりだったっけな……」
おまけに俺は思った。
……俺はなんで、そんな人たちのいる部に馴染んでいるんだろう??
しかし俺や渡瀬がどんなに聞いても、吉田はあの日部活動紹介も無かった『二次元同好会』を、知ったきっかけも部室の場所が固定じゃないことをなぜ知っていたのかすらも教えてくれないのだった。



