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部室に入った吉田はまず、難しい顔で仁王立ちをするハマ部長の前に向かったという。
「……部長のハマダだ」
ハマ部長はそれきり目を瞑って黙ってしまった。
初対面な相手には実はシャイな吉田も何から話していいのかかなり困ったそうだが、そこはロボと特撮を愛する我らが“よっしー”。
吉田は真剣に熱心に、そのうえ懸命にハマ部長に向かって自分のロボと特撮への愛を語ったのだという。
すると、
「……今どき、軽い感じでしか自分の好きなものを語れない輩(やから)が多いことを、俺はずっと嘆いていた。吉田、お前は自分の好きなものに真剣なんだな?」
ハマ部長は重い口調で吉田に問いかける。
「はい部長さん!!俺はロボとヒーローを、生涯愛し続けますっ!」
(吉田は俺たちにその時のことを“振り付き”で教えてくれたが、吉田は握りこぶしを作るほどだった)
吉田はかなり真剣にそう返し、ハマ部長の返事を待っていたそう。
するとハマ部長は感極まったらしく、突然溢れ出した涙を何度も拭いながらこう言ったそうだ。
「吉田、合格だ!お前は今日からこの部の戦士だ!!ウエッチも来てくれ!!」
すぐに呼ばれたウエノ先輩もやってきたが、やはり先輩も気まずそうにだんまり。
すると吉田は、ウエノ先輩にもすぐに熱意を伝えるべく自己紹介を始めたそう。
「俺、ロボと特撮好きの吉田です!!最近観たアニメは、昔にやっていた『ロボ武闘伝』です!!」
するとウエノ先輩はピクリ。
「……あの、“輝きの剣”のかっっ!!」
そう言って目が輝き出したそう。
……どうやら吉田の自己紹介は、二次元武器防具オタクのウエノ先輩の心を掴めたらしい。
部室に入った吉田はまず、難しい顔で仁王立ちをするハマ部長の前に向かったという。
「……部長のハマダだ」
ハマ部長はそれきり目を瞑って黙ってしまった。
初対面な相手には実はシャイな吉田も何から話していいのかかなり困ったそうだが、そこはロボと特撮を愛する我らが“よっしー”。
吉田は真剣に熱心に、そのうえ懸命にハマ部長に向かって自分のロボと特撮への愛を語ったのだという。
すると、
「……今どき、軽い感じでしか自分の好きなものを語れない輩(やから)が多いことを、俺はずっと嘆いていた。吉田、お前は自分の好きなものに真剣なんだな?」
ハマ部長は重い口調で吉田に問いかける。
「はい部長さん!!俺はロボとヒーローを、生涯愛し続けますっ!」
(吉田は俺たちにその時のことを“振り付き”で教えてくれたが、吉田は握りこぶしを作るほどだった)
吉田はかなり真剣にそう返し、ハマ部長の返事を待っていたそう。
するとハマ部長は感極まったらしく、突然溢れ出した涙を何度も拭いながらこう言ったそうだ。
「吉田、合格だ!お前は今日からこの部の戦士だ!!ウエッチも来てくれ!!」
すぐに呼ばれたウエノ先輩もやってきたが、やはり先輩も気まずそうにだんまり。
すると吉田は、ウエノ先輩にもすぐに熱意を伝えるべく自己紹介を始めたそう。
「俺、ロボと特撮好きの吉田です!!最近観たアニメは、昔にやっていた『ロボ武闘伝』です!!」
するとウエノ先輩はピクリ。
「……あの、“輝きの剣”のかっっ!!」
そう言って目が輝き出したそう。
……どうやら吉田の自己紹介は、二次元武器防具オタクのウエノ先輩の心を掴めたらしい。



