ピンクトルマリン

先輩たちが怒って気まずいムードの中、時間は6時になって終了した。

「じゃあ解散」

先輩の一言で部活は終わった。

少し薄暗い中、あたしは1人でトボトボと帰る。






いつも1人で帰るのが好きだった。

誰かの悪口を聞かなくてもいいし

気をつかわなくてもいいし

なにより自分のペースで帰れる。



まだ夏を感じるけど、やっぱり夏は終わったんだなぁと思う。


空はまだまだ明るくて、太陽はほんのり照っていた。