いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。

恋愛(ピュア)

Zeno/著
いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。
作品番号
1702302
最終更新
2023/08/05
総文字数
6,111
ページ数
18ページ
ステータス
未完結
PV数
91
いいね数
0





 ◇◆◇◆◇◆◇





 ごめんね、私は君が好きです

 君がどうしようもなく好きです

 君も私を好きだと言ってくれた

 でもその言葉が私の胸を締め付ける

 嬉しいのにすごく辛くて、切なくて

 これ以上傷つきたくなくて

 君を突き放しました

 君が悪いわけでも、他の誰かが悪いわけでもないのに

 全部、私が悪いのに

 自分の運命に抗うことができない自分が全て悪いのに

 私は君を傷つけた

 君を傷つけることで、自分を守った

 君を傷つけたくないから、私は君の想いから逃げたのに

 誰よりも君を傷つけたくなかったのに

 傷つけることでしか私は、君を、私を・・・・・・守れなかった





 ◇◆◇◆◇◆◇





 全部、自分のために君から逃げた

 自分の弱いところをを知られたくなくて

 君に嫌われたくなくて

 君から逃げた

 真っ直ぐに私を見てくれるその瞳に

 私のずるいところを見透かされそうで

 君が知ってる私は綺麗な子でいたくて

 真っ黒に染まった私であって欲しくなくて

 本当の私は誰よりもズルくて、自分勝手で、我儘で、臆病で

 そんな私を君に、知られたくなかった

 でも・・・・・・でもね

 どうしても・・・・・・消えないんだ

 自分で君から逃げるって決めたのに、消えないんだ

 君への想いが

 だから、いつか

 いつか、このどうしようもない想いが消えるまで

 君を好きでいさせてください
あらすじ
伊都、楓騎、太鳳は中学からの親友同士。特に伊都と楓騎は幼馴染で仲が良く、お互いが一番大切。そんなある日、一つ下の空麻が入学してきたことにより、二人の関係が動き始める。空麻と一緒にいる伊都を見て楓騎は自分の想いを自覚していき、伊都も次第に楓騎への想いを自覚していく。空麻と太鳳の後押しもあり、交際を始めた伊都と楓騎だが、ある日二人を引き裂く悲しい事実が明らかになり・・・。切なすぎる二人の想いに号泣。

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