桜恋 〜余命半年の私が生きた証〜



「俺も同じ高校なんだ」



彼はそう言いながら、さっきと同じ太陽みたいに眩しそうな笑顔を向ける。




でも一つだから不可解な事がある。




「今ってまだ学校の時間じゃ••••」



そう、まだ昼過ぎた所だ。



なのになぜ彼は学校には行ってないのだろう。



って私も同じか••••。



学校を休んでるようにしか周りからは見えないだろう。



おまけに制服姿だ。



これじゃ、何か言われても弁解のしようがない。




「それは君も一緒だろ」