私は、その公園にあるベンチに腰を下ろした。 ぼーっとしながら目の前の光景を見る。 コツン•••••• 足元に何かが当たって下を見る。 そこにはバスケットボール。 どこから転がってきたのかな••••? 「すみません、それ俺のです」 ボールを取って顔を上げた時、私は驚いた。 「ボールを取って頂きありがとうございます」 「いえ••••」 聞こえたか聞こえてないかの声で私は目の前の彼にボールを渡す。 でも目線は違う所を見ていた。