「、、、物、教室において来い。終わったら生徒会室。」

「え、、、。でも、私、ホールスタッフの仕事が、、、「いいから来い。」

強く先輩に言われて、断れない、と思った。

ダッシュで教室に向かう。

「、、、、ハアハア、、、みんな、、、お待たせ、、、買ってきた、、、。」

そう言いながら教室に入ると、よかった、と歓声が上がる。

息を整えていると、杏耶が近づいてきた。

「、、、」

杏耶は無言で私の腕をつかみ、廊下に引っ張り出した。

「え、、?ちょ、、、っ、、、杏耶⁉」

「、、、早くいってきなよ。」

え。

「なんで、、、杏耶が、、、」

「後でいうから。いってら。」

そう言って、教室のドアをピシャリと閉められた。