こうして、オリビアは始終なにか喚きながら警備に連れ去られていった。

 そして、それを見送っていた先生は、ふとこちらを見る。

「それはそうと、レティーシアさん。」

「は、はい…?」

「いくらムカついたとはいえ、言葉遣いには気をつけてくださいね。」

「あっ、はーい!」

「…まぁ、いいでしょう。そういえば、レティーシアさん。私の家にたくさんのきれいな石たちが飾られているんです。どうですか?今度、趣味友達として私の家に見に来ませんか?」

 石!?みたい!

「はい、ぜひ…」

「ストップ!!」

「どうしたの、マリー?」