「なっ!」 「でも、良かったですわね。私が同じ炎の魔法を使っていたり、魔法をそのまま跳ね返す魔法を使っていたら、きっと丸焦げになっていたでしょうねぇ?」 「クッ…」 オリビアがまた懲りずに魔法を発動しようと構えたとき。 「はぁい、そこまで〜!」 と、この状況には似合わない呑気な声が聞こえてきた。