【助手と共に】
それから数ヶ月たったある日。
2人で過ごしていた俺に任務のメールが来た。
「おい、愛理起きろ。任務が入った今回は2人での任務だ。お前の品定めでもあるからな、気合い入れろよ。」
「私のこといつのまにか話したんだー。早いね。任せといてよー後悔はさせないから。」
俺は彼女の言葉が月と重なって見えた。
未成年に殺人現場見せるのはあまりいい気分ではなかったが、愛理はあの時から平然としてたからなにもいえなかった。
現場に着き、ゴールドランクの指令者からメールが来る、今回は空き巣犯を捕える任務。愛理の初任務にはぴったりな場所だ。
「愛理だと体格差が激しい、思いっきりやってもいいからな。
ターゲットが家に入ったら俺が鍵を閉める。ターゲットは理性を保てなくなるはずだその隙に捕える。いいな?」
「わかった。無理しない程度に頑張ってみる。おっさん、死なないようにね。」
「死なねーよ。余計なお世話だ。」
俺たちは早々に現場に向かった。
男がは入るのを確認し、後を追って侵入する……。
「お、お前誰だ。この時間は人通りは少ないはずだ。」
ターゲットはそこまで強そうに見えなかった。
「そんなの知らないわ。俺ら、ここら辺の人じゃないしお前が何しててもそこまで興味ないんだわ」
俺は小馬鹿にするように笑う。
「ちょっと。大事な初任務なんだけど、煽り散らして怒り買わないでよ
面倒だから……。」
愛理はため息をつく。
「好き勝手言いやがって、まずは女から仕留める。」
男は包丁を振り下ろす.…..。だが、愛理の姿がなくなった。
「女の子にはもっと気使いなよ?」

ーー愛理の任務は成功に終わった。