朝日を浴びながら
二人で浜辺を歩いた

キラキラ光る海を
ただ見ているだけ

それだけなのに
とても満たされていく

ただ生きているだけの
毎日に疲れ
沈んだこころを
隠していた私 

そんな日常から君は連れ出してくれた

『今日だけ』

手を繋いで歩きたいと言う私
『いいよ』といってくれた君

学校も
塾も
親や先生も
友達のことも
全部忘れて

二人で手を繋いで歩いた

君の手の温かさに
包まれていく

ただ一緒にいるだけで
灰色の世界がカラフルになる

君の存在が
私を救ってくれる

これは
『恋』なのか
それとも
『友情』なのか

この気持ちに 答えが出たとき
君はまた手を繋いでくれるかな