些細な事を見逃さずに見てくれている。
私が遠慮することを、上手く自分の我が侭に従わせているかのようにして結局は私が望むことをさせてくれた。
家族の中なら長女として当然我慢をすること、学校ならまとめ役として面倒なことを引き受けることが普通になっていて、それが周囲からは当然のように思われた。
だけどここに来てからはその違和感を光生さんが感じ取ってくれ、園内マップは頭に入っていると行きたい場所には連れて行ってくれた。
こんなに何も考えず、ひよこのようについて動いたことは小さな時以降あっただろうか。
呼びかけられていることに気付いて驚いて顔を上げると、心配そうな顔の光生さんにかぁっと顔が火照ってくる。
「ん?なんかまだ顔が赤いか?やはり救護室に」
「い、いやいや、大丈夫です」
不味い。何が理由で顔が赤くなってるのか自覚なんてしたくない。
「少し早いが飯にするか?
あぁ、そう言えばパレードの時間が近いか」
確かにもう園内は暗く、そろそろパレードの時間だ。
このパレードは一番みたいもの。
光生さんはいまいち乗り気じゃ無かったのを私だって見逃してはいない。
「調子が戻ってきたならパレード観てから飯にするか。
子供はキラキラしたのが好きだろう?」
からかう声に、鎌をかけてみることにした。
「パレードよりどっかでご飯が食べたいです」
光生さんが私の顔をマジマジと見ながら腕を組んだ。
私が遠慮することを、上手く自分の我が侭に従わせているかのようにして結局は私が望むことをさせてくれた。
家族の中なら長女として当然我慢をすること、学校ならまとめ役として面倒なことを引き受けることが普通になっていて、それが周囲からは当然のように思われた。
だけどここに来てからはその違和感を光生さんが感じ取ってくれ、園内マップは頭に入っていると行きたい場所には連れて行ってくれた。
こんなに何も考えず、ひよこのようについて動いたことは小さな時以降あっただろうか。
呼びかけられていることに気付いて驚いて顔を上げると、心配そうな顔の光生さんにかぁっと顔が火照ってくる。
「ん?なんかまだ顔が赤いか?やはり救護室に」
「い、いやいや、大丈夫です」
不味い。何が理由で顔が赤くなってるのか自覚なんてしたくない。
「少し早いが飯にするか?
あぁ、そう言えばパレードの時間が近いか」
確かにもう園内は暗く、そろそろパレードの時間だ。
このパレードは一番みたいもの。
光生さんはいまいち乗り気じゃ無かったのを私だって見逃してはいない。
「調子が戻ってきたならパレード観てから飯にするか。
子供はキラキラしたのが好きだろう?」
からかう声に、鎌をかけてみることにした。
「パレードよりどっかでご飯が食べたいです」
光生さんが私の顔をマジマジと見ながら腕を組んだ。



