12上の御曹司と女子高生は愛を育めない


くすっ、という笑い声に眉間に皺を寄せてそちらを見れば、


「あぁ、お子様にはこういうのは不慣れか」

「そちらは随分と慣れているようで汚らわしいですね」


汚らわしい・・・・・・と呟いた光生さんの頬が引きつっているがだってそうだと思うし。


「まぁそういう生意気な言い返しが出来るようになったんだ、良かった」


目を細めた柔らかい笑みは、私の心臓を強く掴んだ。

ドキドキとする胸に反して嫌だ、何でこんなに反応しなきゃならないのと自分に突っ込む。
単にちょっと優しくされているだけなのに。

いやここに来て光生さんは、私に乗りたい物は無いか見たい物は無いかと聞いてきた。
だから私は光生さんの息抜きなのだから光生さんの好きなことをしてはと言うとわからないから任せると言われて、最初大人も楽しめそうなゆったりしたショーを提案すると却下された。

本当はこっちが良いんだろうと光生さんに言われたショーは、人気のメルヘンチックなもので、そこに入らないと買えないショップなどがある。
実は気になっていてどういう内容か確かにショーの内容とか書かれたパンフを読んだりはしていた。
だけどそれだけしっかり私のことを見ていたのだと驚いた。

そこに行こうとする光生さんに私が遠慮すると、子供がどういうのを好むのかも調査の一つと笑われ、私は不満げな表情をしつつもやはり光生さんへの印象が変わっていく。