だけど何だか恥ずかしくて、
「うわー、うぬぼれすぎですよ」
と軽蔑気味の声色で言うと、
『恥ずかしいのか?認めるのが』
「だから自意識過剰!!」
耳に届く笑い声が軽やかに聞こえて、私は揉めつつもホッとしていた。
『で、もう父親が動いたとなると既に他が動いているんだろうな。
交際を止めさせたいのも本気だろうが、お前に注意を促したいのもあったのだろう、多分』
再度厳しい状況を聞かされ、はい、と答える。
なるほど、交際を止めない場合は結局私が足を引っ張る訳で、より注意しろという警告をこめていたんだ。
あまりそんなに良い方に捉えられないんだけど、私としては。
『こっちも注意しておくが、何かおかしなことがあればすぐに連絡をくれ』
電話を終え、ため息をついた。
やはり私はただ年上というわけではない、特別な人と交際を始めてしまったのだと実感し、わき上がる不安はどうしても消えなかった。



