12上の御曹司と女子高生は愛を育めない



「お前には迷惑をかける。
だけど一年以上期間が空けば、あの横山ってガキはじめ、誰が近づいてくるかわからん」


不満げな顔に驚いた。

実は交際が始まるときに光生さんから隠していることは無いかと詰め寄られ、そんな時に横山君からタイミング良く電話がかかってきてしまい、光生さんのいる横で再度横山君に交際お断りの話をする羽目になってしまった。

告白されたことを黙っていたことに不満があるらしく連絡先を消せなどと言われるが、告白を断っても友人でいようと言ってくれた横山君との繋がりを消さないために断固拒否した。
それに今後色々光生さんに起きるのなら、横山君からの情報は頼りになるはず。

12も上なのに、こういう子供っぽいヤキモチをされてしまうのも可愛いと思ってしまうようになった私は、随分と毒されてしまったと思う。
これが恋に落ちた、相手を愛してしまった故の副作用なのかも知れない。

横山君には電話で言われた、茨の道になるよと。
それでも良いと答えたのは私。
きっとまだまだ私はわかっていないのだろうけど、この人の側に居たいと決めたんだ。