「・・・・・・はぁ」

「朝から何度目のため息なのよ。いい加減その訳を話したら?」


お弁当を食べながら無意識にため息をつけば、桃がうんざりしたような顔で注意してきた。

わかってる。光生さんのことがあって自分の気持ちが落ち着かないことは。
いっそこういう事のプロに聞いた方が早い。
私は恥ずかしい気持ちを押し殺し、


「放課後、相談に乗って欲しいんだけど」


緊張していた私の顔を見て、桃は目を丸くした後ニヤリと笑った。


「もちろん」