「うわ、繁盛してますね」
着いたのは自動車専用道路のような曲がりくねった道を抜けた先にあった道の駅。
広い駐車場にはかなりの数の車、そしてツーリングなのか多くのバイクとその近くに乗ってきた人達が地面に座って飲み物を飲み談笑している。
「ここの道の駅はレストランも併設してるし、地の物の野菜や果物、菓子など色々売ってる。
景色が良いからドライブやツーリングのコースにもなってて、建物の最上階からは周囲の山々が見渡せるんで人気なんだ」
「変わったソフトクリームとかもありますね、こんな時期でも女性がかなり買ってるし」
「客寄せの一つだな。
ここでしか味わえない面白い食べ物や旬の物とかがあると、SNSで広がったら凄まじい人になる。
時々そういうのが突然起きて駐車場が満車、外の道路に列が出来て騒ぎになったりするんで、そういう場合はすぐに交通整理等々人員集めるのが大変だよ」
山小屋のような平屋の建物に入れば、開けた中にらせん階段がありそこに展望台はこちら、と看板がある。
光生さんは慣れたように進んで、二階に上がって自動ドアが開くと、底は広い展望台。
家族連れや友人同士などお客さん達がいるが、広いせいか混んでいる感じは無い。
思わず景色が良く見せそうな場所に走り、手すりから身を乗り出すようにする。
広がっているのは既に紅葉がほとんど散ってしまったな寂しげな木々。
紅葉シーズンなら美しい紅葉が広がっているのかと思うと見てみたかった。



