手紙は驚いたことにその後も届いた。
大体週に二、三通だけれど、段々書く内容が困ってきたのか天気や何を食べたかなどが書かれていて、私に勉強はしているのか、体調は崩していないかなど書いているのに一切返信を求めていない事が驚きだった。
いつか痺れを切らすのでは、と思っていたのにもう一ヶ月近く経つけれど何も返信について書いていない。
むしろそれが罪悪感を感じさせるが、私はどうしていいのかわからなくなっていた。
その手紙がパタリと来なくなった。
十一月になっているが、もう一週間以上届いていない。
その直前の手紙には特にいつも通りの内容だった。
風邪でもひいたのだろうか、まさか事故で入院でも、なんて不安がよぎる。
メールして確認した方が、せめて生存確認をしたくて不安になる。
塾の帰り、寒い中歩きながら、いい加減今日こそはメールを送ろうと何度も自分に言い聞かせていた。
何せ送ろうと思いながら行動に移せず既に数日過ぎ、合わせると前回手紙が届いてから十日は経っている。
今夜こそ、お風呂から上がったら送るんだ。
そう思って歩いていたら、マンションの前に高級車が停まっていた。
まさか。
私は走ってマンションのエントランスに行くと、出てこようとした人とぶつかって倒れかけたのを支えられた。



