教室に呼びにいく途中の中庭で

松本達が話ているのがみえた




「なんでこんな噂になったんだろう。もう嫌になる」

「仕方ないよ。なんたって相手はあの秋元くんだからね」

うなだれている松本を斎藤がなぐさめていた

「ま、人の噂も四十九日だから」

「……それをいうなら七十五日」

「え?そうなの」

「はぁ」

相変わらずなふたりの会話に思わずふきだしそうになった