むかしむかし

青く美しい地球が
生まれる
これまた遥かむかし。


宇宙にひとりの
天使がいました。


天使は
くらーい くらーい
宇宙で
いつもさみしく
くらしていました。


『しくしく…』


天使は
いつもいつも
ひとりで
泣いていました。



あるとき
天使はかんがえました。


『そうだ!
こんな
まっくらなとこで
ひとりじゃ
こわいから
光かがやく星を
つくろう!』




天使は
ちかくにあった
すこしおおきな岩に
魔法をかけて


小さな 小さな
小人のくらす
小さな 小さな
まちをつくりました。




天使は小人たちに
いいました。

『毎日光をたやさないように』



小人たち『わかりました!』