「俺は、ある。この前の…」
「ああ!あっちに用事あるんだった!!行くよ、二人とも!!」
突然私が大声を上げるもんだから、麦ちゃんも緑ちゃんもびっくりして肩を上げた
「あっちょっと、」
「はなちゃん!?」
そう言って戸惑う緑ちゃんと麦ちゃんの手首を掴み、凄まじい力で2人を引きずってその場を離れた。
ごめんね、樹
でも私はまだ樹に恋をしていて、今フラれてしまうのは辛すぎるんだ。
だから、ちゃんと心を整理するから、
好きじゃなくなるよう…は無理かもしれないけど、
幼馴染だと思うようにするから、
それまで待って
それから思う存分、酷く振ってよ
笑顔で受け入れるからさ。
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