それから樹を避け続け、連絡は返すけど電話は出ないし、なるべく関わらないようにしていた。
理由は振られるのは分かってるから、その言葉を聞きたくないから。
「はなちゃん明日の課題やった?」
いつも通り大学構内を3人で歩いていると、緑ちゃんの質問
「あ、まだかも。」
そういえば小レポートの提出があったんだっけ。
すっかり忘れてた。
「あー、私もまだだ。みんなでやって帰ろうよ」
麦ちゃんも忘れてたんだ。
「そうだね!」
そう言って3人して居残り決定
バイトまで時間もあったしちょうど良い。
ちなみに2人にはまだ告白をしてしまったことは言っていない。なるべくいつも通りの態度でいれるように頑張ってる。



