「きゃー、芽吹先輩積極的!」
オーバーなほどのリアクションを見せて茶化すのは緑ちゃん
「う、うるさい!先輩を茶化すなよ」
耳まで真っ赤にする芽吹先輩
なんだか可愛くて笑っちゃう
「ありがとうございます」
ぺこっと頭を下げると
「本当に可愛い」
ストレートな言葉。
にかっと白い歯を見せて、微笑む。
なっ、調子が狂う…
耐性がない私はあからさまに動揺してしまう
「さあ、そろそろお客さんも来るし始めようか」
時間は朝の9時
大体昼過ぎから人が増え始めるから、今は少し少なめ
「最初の店番はA班ね!」
事前に決めてあった店番の班と、その順番通り1時間ごとに回していく
私と緑ちゃん麦ちゃんはA班だから朝イチから店番
それが終わればあとは自由に遊べるしいいよね。
ちなみに芽吹先輩もA班
「はーい!」
「はなちゃんレジでよろしくね!」
「うん!」



