「…だから、応援はできない。…ごめんなさい」
どうしてもこの重たくなり続ける心を、無視することはできなかった
「それは、はなさんも山川さんのこと好きってことですか…?」
「わ、分からない。…でも今、すごく胸が苦しくなって、応援はできないって思ったの。ごめんなさいっ」
恋、なんてしたことないし、知らないの。
でも、私より樹のことを知ってる人が現れることが耐えられないと思った。
「独占欲ですか?」
「ど、くせ、んよく…?」
聞いたことがある言葉
でも私が知ってる独占欲って、その人を誰にも渡したくなくって思うってこと。
…私、いつの間に樹のことそんなふうに?
今まできょうだいみたいに育ってきたのに
「…なんでもありません!でも私も頑張ってアピールしますからね!」
あどけなく笑う蘭さんに、心がざわざわとした。
日付が変わる前、パーティはお開きになった



