胸がどうしようもなく痛い。
嫉妬してるから?いとこだって嘘をついてくることへの罪悪感?
分からない
私、最低だ
「もしかしてなんですけど…はなさんは、山川さんのいとこでは無いんですか?」
戸惑った私の表情を見て、全てを察したような蘭さん
「…え、」
核心をつく言葉
嘘をつくことが下手な私は、あからさまな態度を取ってしまう
「あ、いや、なんとなく!もっと近い関係のような気がして!」
そっか、バレバレじゃん。
「…じ、実は幼馴染です」
幼馴染だって隠し続けて、樹のいとこであり続けることはできないって思った
いとこであり続ければ、蘭さんの恋応援しなきゃいけないでしょ?
「……やっぱり!ちょっとだけそんな気がしてました」
少し眉を下げて脆く微笑む蘭さん
こんな可愛い人にこんな顔をさせてしまうなんて…
「すごいね、蘭さん」
「女優してたら、なんか人間観察が趣味になっちゃって」



